いま「カルバン・クライン」のショーを見るべき7つのポイント
2017/02/13(月)
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“This Is Not America”がすべてを物語る

ショーの始まりと終わりを飾ったのは、共にデヴィッド・ボウイとパット・メセニーによる楽曲「This Is Not America」。ただしバージョンが異なり、オープニングでは女優のソフィー・アン・カルーソが歌う、ミュージカル「Lazarus」バージョン。エンディングではデヴィッド・ボウイによるオリジナルが採用された。

ミュージカル「Lazarus」は、ボウイ主演の映画『地球に落ちて来た男』(76年・英)の原作に基づいて、演出家イヴォ・ヴァン・ホーヴェにより舞台化された作品。ボウイが生前最後に手掛けたプロジェクトで、彼が亡くなる1か月前にNYで初演を迎えている(ちなみに演出家のイヴォは、ラフと同じくベルギー出身)。
 
「This Is Not America」というタイトルには、トランプ政権によってあらわになった、アメリカの分断を憂いる気持ちが込められていたのか。少なくとも考えるきっかけになったことは間違いない。

 

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