エディターズPICK 2014/8/7(木)
情熱と母性がクリエーションの原動力

来日した「アレキサンダー・マックイーン」クリエイティブディレクターのサラ・バートンをキャッチ!

“天才”と誰もが認めるほどの才能をもったデザイナー、アレキサンダー・マックイーン。学生時代から支え続け、彼の亡き後にブランドを継承した“母性の人”サラ・バートンが来日。2010年に急逝したマックイーンの遺志を継ぎながら、ブランドのクリエイティブディレクターに就任し、久しぶりに東京を訪れたという彼女が、本国でも滅多に受けないという取材に応えた。

photo: MOTOHIKO HASUI/W

自然と人工が生み出すハーモニーや母性が「アレキサンダー・マックイーン」のキーワード
 
「東京に来るのは毎回楽しみなの。驚きがたくさんあるわ!」と目を輝かせながら、取材陣の前に現れたサラ。6月にオープンした「アレキサンダー・マックイーン」青山店を会場に、彼女がホストを務めたパーティでは、“日本のダミアン・ハースト”とも呼ばれるフラワーアーティストの柿崎順一氏のボタニカルアートがショーウィンドウを彩った。
「柿崎さんの作品は本当に美しいし、鮮やかな花々の中に常緑樹を使っているのがいい。はかない美しさをもつ花と恒久的な自然を保つ常緑樹を組み合わせることで、ハーモニーが生まれているのが、『アレキサンダー・マックイーン』のコンセプトにも合っている」と感想を述べるサラ。
 
「自然と人工が生み出すハーモニーというのは、『アレキサンダー・マックイーン』のテーマなんです。私が継承しているコレクションにもあるように、機械と人間など異質なものを組み合わせることがブランドの命題。この青山店も店舗自体から、そうしたハーモニーを感じるし、母性を感じる空間になっているのがうれしい」
 
天才と呼ばれたマックイーンについて、まるで家族のように慈しみを感じさせながら追想する姿も印象的。
「私は20歳の頃からリー(アレキサンダー・マックイーンの愛称)と仕事をしてきたので、彼は人生の一部でした。今でもリーのDNAは私の中にある。彼は天才、今も尊敬しています。毎回コレクションを作るときは、彼のDNAを紐解きながら、新しいものをプラスしていくことを考えています」

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