エディターは見た! これがホントの♯NYFW
2017/03/01(水)
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2017秋冬コレクション パブリックスクール(Public School)

ファッションはメッセージ。大きな拍手に涙目になった日曜日

今回のショーで実感したのは、NYのコレクションブランドは今の空気感や人々の想いをすぐさま切り取っていて、政治政策に対する意見もファッションに直結させているということ。実際、街中を歩いていても「もしトランプが暗殺されたら……」なんて物騒な話題をしている人とすれ違うこともあったし、トランプタワーの前には常時銃を持った警備員が配置されていて、ビルのなかに入るだけでもラゲッジチェックを受けなくてはならない物々しさが続いている。そんな現実もあって、トランプ大統領が打ち出した政策への反対意見や、女性の権利、黒人の生活、移民の権利を支援するための声明など、今声に出さなきゃいけないメッセージを多く目にした今シーズン。人は皆自由であることを主張するコレクションを披露したブランドのなかから、盛大な拍手が巻き起こった(つまりそのメッセージに賛成!の意)ショーをピックアップ。

2017春夏コレクション パブリックスクール(Public School)

「パブリックスクール」
トランプ大統領がスローガンとして活用した“Make America Great Again”をもじった“Make America NEW YORK”や、「ジョーダンブランド」とのコラボアイテムには“We Need Leaders”の文字が。今すぐ着こなしたくなるリアルクローズなデザインと、正しいリーダーを求める強いメッセージを随所に散りばめつつも上手にミックスさせたラインナップに目からウロコ。熱い拍手が送られた。
 
ちなみに「パブリック スクール×ジョーダンブランド」のパーカーコレクションはすでにマンハッタンにあるセレクトショップ「KITH」で$195(約22,210円)で販売中。

2017春夏コレクション プラバル・グルン(PRABAL GURUNG)

「プラバル・グルン」
すべてのルックが出終わった後のラストには、ビートルズのイマジンが流れ、すべてのモデルが一枚一枚異なるスローガンを胸元に掲げたTシャツを着こなして登場。プラスサイズモデルのキャンディス・ハフィン(画像中央)は、自身の想いを託したであろうTシャツを纏い、「I AM A MALALA」「IMAGINE」なんてプリントも登場。フィナーレがスタートすると同時に来場者からは大きな拍手が巻き起こり、いつもなら次の会場へと急いで席を立つ面々も夢中でエールを送っていた。
 
はからずも両ブランドのショーが行われたのは2月12日(日)同日。みんな~!声出していこ~!的な胸アツなメッセージは、確実にみんなの心を動かしておりました。

Photo:MICHIKA MOCHIZUKI,IMAXTREE

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