エディターズPICK 2014/11/7(金)

2014秋冬シーズンに先物買い! 注目デザイナーFILE

エル・オンラインが注目する、マークしておきたいデザイナー企画第二弾。人気セレクトショップや百貨店をはじめ、セレブやファッショニスタの支持を得て勢いづく4人の若手デザイナーを直撃! 

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(写真左上より時計回りに)「このニット帽はどこのブランド!?」と世界のスナッパーから注目を集めた、ミロスラヴァ・デュマの印象的なスナップは2014秋冬コレクション会場でキャッチ。スヴェトラーナ本人が今季のOKINIというニットコートを着たデュマ。リタ・オラはキャッチーなビッグハットをエアポートスタイルにON! 腕に手描きメッセージを書いたセルフィーを送ってくれたデザイナー本人。

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ビッグハットの火付け役! リタやデュマが愛用する「タック オーリ」とは?

ミラノやパリのファッションウィーク会場で、ミロスラヴァ・デュマやキアラ・フェラーニといったファッショニスタが着用したことで、一気に目を引いたのが「タック オーリ」のニットキャップ。13歳のときに祖父からもらったミシンで、自分や母親、友達用に服を作るようになったという、デザイナーのラーナ・タッコーリ。ミラノの国立ブレラ美術アカデミーを卒業後、ショールームに勤務。「ヴァレンティノ」や「ラルフ・ローレン」、「マルニ」といったビッグメゾンのディストリビューション(流通)に15年携わり、ラグジュアリー・ファッションのビジネスを習得。「今こういうことをしているのは自然な流れだと思うわ」と語る彼女に、人気の理由や今季のお気に入りピースなどを訊いた。
 
Q. 多くのファッショニスタがあなたのニットアイテムを着ていますね。こんなに広まった理由は何でしょうか?
A. 私のコレクションを知っている人が見ると、すぐに「タック オーリだ!」とわかるデザインが、コミュニケーションツールとして役立っているように感じます。個人的に好きな、強い個性をもっている人々に着てもらえるような、アイテム作りを目指しました。デュマやリタオラがつけたビッグハットのような煌びやかで大きいアクセサリーからスタートし、彼女たちのお眼鏡に叶ったようです。その人がもつアーティスティックな側面を表現したり強調することに役立ったからでしょうか。
 
Q. あなたのミューズは?
A. とくに今はインスパイアされる人はいないけれど、イタリアで伝説のミューズと謳われる、マルケッサ・ルイザ・カサティと“パリのアメリカ人”として活躍したモードアイコン、ナン・ケンプナーは尊敬する人たちといえるかも。
 
Q. 好きな映画や音楽、本は?
A. サルバドール・ダリが脚本を手がけ、ルイス・ブニュエルが監督を務めた『アンダルシアの犬』のようなシュルレアリスムの映画が好き。でも、ロマンティックなベルナルド・ベルトリッチ監督の『魅せられて』も好きです。どちらかというと何か新しい感情を沸き起こさせるような、内省的でインテリな映画が好み。
音楽は全ジャンル聞きますが、やっぱりオペラのようなものが好きですね。幼少のころから耳になじんでいる「トスカ」や「マノン・レスコー」はマスターピース。コンテンポラリーなものだとエイミー・ワインハウスやフィル・セルウェイがお気に入り。
本は、F・スコット・フィッツジェラルド著『夜はやさし』が大好きです。読むたびにロマンティックな気持ちになります。
 
Q. 朝起きてまず最初にすることは?
A. 毎朝1時間ヨガをして、それからグリーンフレッシュジュースを作っています。
 
Q. 今回の2014秋冬コレクションで、どのアイテムが好きですか?
A. デュマが着ているパッチワークコートです。いつでも着られるコートだけれど、昼と夜ではムードが変わって、トワイライトからはエレガントにも見えるところが好き。今季は帽子からパンツ、ドレスまで、ワードローブに必要なものすべてをコレクションで見せたかったので、それぞれのアイテム同士のつながりを、ニットのパターンや色のコンビネーションで表現しています。
 
エル・オンラインのためにセルフィーを送って!と頼んだところ、腕にマーカーで“I♥ELLE”と日本の国旗を描きこんでくれたラーナ。今年の7月にローマで行われた「Who is On Next」で初めてファッションショーを発表、9月にはミラノファッションウィーク中に初のプレゼンテーションを開催。さらに現在はいくつかのプロジェクトを進行しながら、近々メンズウェアも手掛けるかもしれないと語るパワフルウーマン。「とにかく私は、常に新しいことにチャレンジして経験を積みたいと思っているわ」という彼女のアイテムは「リステア」でチェック!

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