エディターズPICK 2014/8/8(金)

ビューティセレブ、ヴィクトワール・ドゥ・タイヤックの“好き”が作るマイスタイル

ニューヨークで2年暮らした後、2年前に引っ越してきたというパリ7区の瀟洒なアパルトマン。そこに住むのは、話題のビューティブティック「BULY」のオーナー、ヴィクトワール・ド・タイヤック。モード一家に生まれ、ファッショニスタ&ビューティトレンドのキーパーソンとしても有名な彼女が、マイスタイルを確立できた秘訣は、「好き、嫌い」。パリジェンヌ流の成熟したフェミニニティにあふれた彼女のファッション、そしてフィロソフィを自宅で特別に披露してくれた。

「私はよく歩くライフスタイルなので、履きやすさ、歩きやすさが基本。でもたまにはハイヒールでおしゃれするのも好き。お気に入りの靴は大事にしまっておいたりしないで、履きこんでしまう。」(ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック)

―“Luxe”“Beauté”の世界で仕事をするうえでもっとも大切なことをひと言で表すなら?

ヴィクトワール:どんな世界でも同じですが、情熱をもって取り組むこと、自分なりに表現したいメッセージをもって仕事をすることが大切。「BULY」についていえば、店名(古いフランスの化粧品メーカーにちなんで名づけられた)に表れている通り、とてもフランス的であると同時に、ほかにはない個性を備えたお店ということね。

―フランスの女性は自立していると聞きます。自分に忠実に生きるために大切なことはなんでしょう?

ヴィクトワール:自分が心地よいと思えること、興味がもてることを追求すること。“自分なりの視点”をもち続けること。それから、結果を出すために、ひとつこれと決めたら、じっくりと取り組むことも大切です。私は自分が好きなことを仕事にできていますが、これはいちばん贅沢なことだと思うわ。ラッキーなの。

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  • Profile:ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Taillac)
    フランス名門貴族一家に生まれ、名だたるモードマガジンの編集者や「コレット」のプレスとして活躍。ブログ「THE FRENCH BEAUTY CLUB」を運営する傍ら、その後、ビューティ誌『CORPUS』を刊行。サンジェルマンにオープンしたビューティショップ「BULY」は、パリで最注目されているスポット。姉はジュエリーデザイナーのマリーエレーヌ・ド・タイヤック。 

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