【ルマリエ】華やぎのフェザーにうっとり
今回、エル・オンラインが訪れたのは、2012年にパリ郊外パンタンに引っ越した、「ルマリエ」、「メゾン ミッシェル」、「ルサージュ」の3つの工房。「ルマリエ」はフェザーと花飾り、「ミシェル」は帽子。そして「ルサージュ」は刺しゅうが専門の職人工房。
まずは1880年創業の「ルマリエ」へ。「ルマリエ」の作業は、羽根、花、それに布の細工であるクチュールの3種類。羽根=フェザーというと、50年代風のグラマラスなイメージが定番であるものの、それにとどまらない。羽根を切ったり、貼ったり、縫ったり……。遠目には羽根とは分からない幾何学模様、刺しゅうに似た模様、時には本物そっくりの蝶に仕立てるなど、さまざまな表情を引き出すことができるのは、10分の1ミリ単位の精密な調整を長年の感覚で施せる長年の感覚で磨かれた職人の技術あってこそ。
Photo : YUSUKE KINAKA Coordination : Reina Shimizu