エディターズPICK 2014/8/5(火)

人気デザイナー、セリマは仕事もおしゃれもエフォートレス!

旧フランス領チュニジアで生まれ、パリでデビューし、NYで大人気のアイウェアブランド「セリマ オプティーク」デザイナー、セリマ・サラウンが新作&ヴィンテージコレクションを携えて来日した。世界中のセレブを虜にする、カラフルでキッチュなデザインは、パリに育てられた彼女のセンスがいっぱい。そんなセリマに自分流スタイルのコツについてask! ヴィンテージシックなスタイルとともに、自立したワーキングウーマンでいるための秘訣を聞き込み。

仕事に欠かせない手帳。どんなにテクノロジーが進んでも、“ヴィンテージ”な方法がセリマにとってはベストな道なのだとか。

―あなたのように、仕事を成功させて、自立して成熟した女性になるためには何が大切?
 
セリマ:仕事をするすべての女性に言えることだけれど、タイムマネージメントの難しさが迫ってくるわ。特に仕事と家庭の両立という問題でね。でも、すべてをいい方向に持っていきたい。だから、時間をよりたくさん使えるように、私にとって大切なことは早起き。毎日睡眠時間は4時間くらい。まあ、実際には6、7時間は欲しいところだけれど。
 
それからエクササイズ。体調を整えるためにも、エネルギーをチャージするにも必要だから、毎日続けることが肝心よね。「エクササイズに使える時間なんてないわよ!」って言いたくなるけど、何事も「時間がない」って言うのは簡単だから、グッとこらえて続けるているの(笑)。
 
あとは、毎日のことをノートに書き込むこと。PCを使うことが圧倒的に多いけど、あえて毎日のto doリストや気になったことなどを昔通り紙に書く。私だけかもしれないけれど、その方がなぜか記憶に残るのよね。で、済んだことから×をつけていく。私にとってはそれが最善の方法。だからアシスタントにも「紙に書くように」って言っているの。
 
それから……これはあまりおすすめできない方法なんだけど言っちゃうわね(笑)。やらなくちゃいけないことがすごく多いと、逆にそれが新しいアイデアをくれるの。目の前に積み重なったものを見つめながら「あ~あ、まだ済んでいないことがたっぷり。ハァ」って思うことで、それが原動力になる。タクシーだろうと、飛行機のなかだろうと、手帳を手にして、チェックして、やるべきことを確かめる。それこそが、私の仕事の秘訣かしらね。
 
―大抵の人はPCや携帯電話のほうを使ってしまいますが……。

セリマ:もちろん使うことはいいのよ。でも、私はあまり好きじゃないというだけ。書き出すということが私にとってはずっといい方法だというだけ。私の会社では若い人がたくさん働いていて、アシスタントはまだ22歳。でも、今や彼女もPCに打ち込むより手帳の方が好きみたい。結構、手で書くほうがいいっていうクラシックな嗜好の人は、私の周りには多いのよ。

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Photo : Osamu Kurihara(4×5)  Réalisation : Etsuko Soeda

  • Profile/セリマ・サラウン
      
    旧フランス領、北アフリカのチュニジアに生まれたセリマ・サラウンは、パリのアイウェアスクールを卒業した後、パリを代表するアイウェアデザイナー、「アランミクリ」の下でキャリアをスタート。パリとNYのミクリ・ブティックの店長を経て、1993年にニューヨークのソーホーにて自身の眼鏡ブティック、「セリマ・オプティーク」を開業。その後オリジナルデザインのコレクションをスタートし、すぐにバーニーズにバイイングされる。現在では各国のファッション誌で紹介され、ウィノナ・ライダーやリヴ・タイラー、レニー・クラヴィッツなど、音楽、映画、ファッション、各界のセレブ達もセリマ・デザインの熱烈なファン。

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