「エル」編集部のこだわり見せます! 私が思う「パリジェンヌとは……?」
パリジェンヌのおしゃれエッセンスを掴むために、『エル・ジャポン』&「エル・オンライン」エディターのパリジェンヌ考をお届け。ファッション、ビューティ、スタイルアイコンなど、今すぐ真似したくなるプチアイデア集。
「エル・オンライン」エディターS
偏愛映画でひも解くパリジェンヌスタイル
Q. パリジェンヌらしさを感じるスタイルとは?
A. ファッションの三カ条は、ヘルシーな程よい露出、リトルブラックドレス、ボーダーのカットソー。
ビューティの三カ条は、チークレスでマットタイプの粉をはたいたナチュラル肌、赤リップ、甘美なフレグランス。
Q. パリスタイルのアイコンは?
A. 女性として、映画監督として尊敬しているのがアニエス・ヴァルダ。彼女の作品『5時から7時までのクレオ』(写真一番上)や『幸福』に登場するヒロインのファッション&メイクが特に大好きです。顔だけで語るなら、ジュリエット・ビノシュ(写真、上から二番目)は永遠の憧れ。特にレオス・カラックスが撮る若かりし日のジュリエットの透明感は、何度心を奪われたか分かりません。
Q. お手本スタイルを見せて!
A. 『5時から7時までのクレオ』に出逢って、ブラックドレスこそが究極のフェミニニティなのだと知りました。「マメ」は日本ブランドですが、デザイナーの黒河内さんの作るお洋服は、どれも映画のようにドラマチック。このドレスを着て、クレオのようにパリの街を彷徨うのが夢です(写真左下)。
定番アイテムではありますが、ボーダーとバレエシューズも。この2点に赤リップを合わせ、目を閉じて妄想力を駆使すれば、ヌーヴェルヴァーグのヒロインになれる……かも(写真下、中央)。
コスメは、左から「ラルチザン パフューム」の“ミュール エ ムスク”に、「eyeko」のアイライナー、「NARS」のリップスティック(写真右下)。フレグランスに目覚めたきっかけを作ってくれた“ミュール エ ムスク”は、洗練されていて、ドラマチックで静かで、とても美しい香りです。「eyeko」はアンナ・カリーナを崇拝しているアレクサ・チャンが監修したアイライナーだけあって、パリジェンヌらしいキャットラインも思うままに。編集長がパリで買ってきてくれました! そしてメイクの楽しさを教えてくれたのが、フランソワ・ナーズ。彼の言葉で「Don’t be too serious. It's only Make-up!」というフレーズがあるのですが、そんな言葉を思い出しながらキュっと赤リップをひくと、とても大胆な気持ちになって今日はパリジェンヌのように魅惑的になれるかも!?と少しだけ自信がつきます(笑)
PHOTO : AFLO, GETTY IMAGES(CELEB)