困ったことに集中力がないタイプです。特に最近、本を読もうと決めても家にいるとNetflixの誘惑に負けたり、SNSをだらだら見ちゃったり、お茶でも入れようとキッチンに行ってそこから片付けを始めてしまったり……。これではいけない！　ということで最近は外で本を読むことに。ゆっくり本の読めるカフェ探しにさまよい歩いた結果、あるブックカフェに惚れ込んでいます。

その名もFuzkue（フヅクエ）。初台にあるブックカフェでコンセプトは「本の読める店」。じっくり本を読むためになんと私語厳禁！　たとえ誰かと一緒に行ったとしてもおしゃべりはできません。ほんのりBGMは流れていますが、静寂ってこういうものなんだと実感できます。店内にずらりと並ぶ本を自由に読んでいいのもおすすめポイント。外国文学からアート本、気軽なエッセイ本まで色々揃っていて、いつでも新しい本と出会えます。

もちろんカフェなのでフード＆ドリンクメニューも。私はこのゴルゴンゾーラと蜂蜜のトーストがお気に入りですが定食もデザートもお酒も揃っているという本格派です（昼間から飲めます）。だから集中して本を楽しみ、ふとお腹がすいたなと思ったら何もせずオーダーすればよし！　上げ膳据え膳状態で本が読める環境なのです。とはいえ、あまりにも静かで思わず意識が遠のくことも。でも寝ても怒られないのでご安心を。厳禁なのは私語だけです。

ちなみにこの日私が読んだのは尊敬するカレー沢薫さんの『女って何だ？』。ゆるふわ系・キラキラ系・自分探し系と女性をカテゴライズしながら「女性はなぜ女性が嫌い？」という疑問に答えてくれる本ですが、「男と女のどっちが大変」みたいな議論の不毛さも教えてくれる目からウロコな本です。「生きているだけで文句をつけられるのが女」というフレーズに激しくうなずいてしまうはず。こちらもおすすめなので是非！