度々癒し系の漫画を求めて本屋やネットをあさることのある私ですが、この度ネコ好きはもちろん、ネコを好きじゃなくたって心の隙間に入ってくるコミックを発見いたしました。その名も「夜廻り猫」！　「泣く子はいねが 泣いてる子はいねが」、 涙の匂いをたどって現れる“夜廻り猫”の遠藤平蔵が主役のコチラの作品。なんと先日、朝日新聞主催の手塚治虫文化賞を受賞したのだとか。

そしてさらに、その推薦者は我らが日本のJモデル代表でもある杏ちゃんだったのだそう！　文学派の彼女のハートを射止めるとなると、さらに深い味わいを感じます……。また、作者の深谷さんによる手書きイラストも非常に絶妙なタッチで、かの糸井重里さんも絶賛。2017年3月に講談社から単行本1、2巻が出版され、直後に重版決定しているほど人気ぶりもお墨付き。

コミックの一話をちょっぴり拝借して、ここで解説いたします。缶詰をあたまに被った平蔵さんが、おまわりさんのごとく“涙の匂い”がする人を探します。そんな人を見つけては一緒に飯を食い、一緒に泣いたり笑ったり。なんか「仕事で疲れたな～」とか「家族と喧嘩しちゃったな～」とか、そんなときにかなり効く内容が満載なのです。言うなれば、寝床からはい出せる力を授けてくれる。そんなやさし～い漫画が、私の最近のオキニとなっております。