チーズ、バター、チーズ……❤
エル・エディターが夢中になっているものを独自の目線でお届けするデイリー連載OKINI。ビューティエディターとしてマクロビオティックやローフードを取材し「乳製品不使用の素材を使い」なんて記事を書いているエディターHIROMIの好物、それは。
牛乳の乳脂肪分は大人にはトゥーマッチだから摂らない、これ美容エディターの常識。ポタージュを作るときはアーモンドミルクがベース、グラタンのソースは豆乳で……。その仕上げにバターをのせ、パルミジャーノをたっぷりかけるのが私流。え、矛盾？ いいんです、チーズもバターも、おいしいから。
ヨーロッパに行くとごっそりチーズやバターを買い込みます。日本では海外の乳製品に約30～40％という高い関税がかけられているので、産地で買うのが断然正解。フランスやイタリア、スイス、スペインといった国では、ワイン同様に原産地呼称のついたご当地AOPチーズが作られていて、旅先ではそれを探して歩くのも楽しみのひとつ。パリのおしゃれグローサリーで買っても日本で買うより全然安い！
日本でもおなじみになった「モンドール」は、冬から春先にかけて季節限定で店頭に並ぶ、キングオブウォッシュチーズ。熟成好きの私は秋の初めに買って年越しさせ、トロットロにして楽しみます。スプーンでとろりんとすくって食べるのが、う～～～んたまらん。
バターはここ最近「ボルディエ」が気に入ってます。有名な海藻＆岩塩入りをお土産に買うことも多いですが、料理用には無塩タイプ。買い溜めして冷凍します。日本でも通販で買えますが、フランスでは1/5くらいのお値段！
四角い箱に入っているのはシャンパーニュ地方のウォッシュチーズ「ラングル」。表面にくぼみがあるのが特徴で、ここにシャンパーニュやマール（ぶどうの搾りかすから造る蒸留酒）を入れて楽しんだりします。きゃ～～贅沢！ 栗の葉で包んで熟成させたのは、プロヴァンスのシェーブル（ヤギ乳）チーズ「バノン・ア・ラ・フォイユ」。シェーブルはロワール地方にたくさんの種類がありますが、こちらはねっとりしたコクがあって後を引くおいしさ。
日本でも本格的なナチュラルチーズを作る生産者がぽつぽつ出てきています。乳製品を買うためにいちいち海外に行くわけにはいかないし、日本のワインのクオリティが年々飛躍的に上がっているなか、国産のチーズにも大いに期待したい！
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Illustration DAICHI MIURA
HIROMI：ビューティエディター。ストイックなんだかどうなんだかよくわからない食生活をしているせいか、冬の間増えた体重が戻らない……。周りのエディターたちが続々ダイエットに成功しているなか、かなり蒼白になっている私。かっとびチャリンコ通勤を再開せねば！ 早く暖かくならないかな。
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