2018/3/23(金)
「ランバン」のオリヴィエ・ラピドスがわずか2シーズンで電撃退任
14年間に渡りメゾンを率いたアルベール・エルバス以降、ブシュラ・ジャラール、オリヴィエ・ラピドスと、後任選びに苦戦している「ランバン」。次の後任が決まるまでは、デザインチームがコレクションを手がける。
フランスの歴史あるクチュールメゾン「ランバン(LANVIN)」がウィメンズのアーティスティック・ディレクター、オリヴィエ・ラピドスの退任を発表。後任は未定で、決まるまでは、メゾンのデザインチームがコレクションを手がけるという。
オリヴィエは「バルマン オム」や自身のブランド「オリヴィエ ラピドス」を手がけた後、2017年7月に現職に就任。ブシュラ・ジャラールの後任として(ブシュラもわずか16ヵ月で退任)、ブランド改革を託されたラピドスだったが、2018春夏、2018-19秋冬とわずか2シーズンのみのクリエーションに終わり、ポジティブな評価は得られなかった。今後は、自身のブランドに専念するという。
一方、メゾンは、2018年2月に「クラブメッド」などを傘下にもつ中国の投資会社フォーサン インターナショナルに買収されている。アルベール・エルバスの退任以来落ち込んでいる財政を回復させるため、およそ1億ユーロ(約129億円)が投資されたと報じられているが、今後の復活のカギを握る、後任探しに引き続き注目したい。