今注目の“ファンドレイジング”って? アミチエ チャリティ ガラパーティをリポート
モナコ公国のアルベール大公が名誉顧問総裁を務める人道支援団体の日本支部、「アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル ジャポン」が、2018年2月16日(金)にチャリティ ガラパーティを開催。現在注目を集める“ファンドレイジング”を実践する日本でも有数のハイソサエティなパーティに、エル・オンラインが潜入。
“ファンドレイジング”とは、非営利団体による活動のための資金調達のこと。個人、法人、政府などその対象はさまざまで、NPO法人をはじめ、大学法人、社会福祉法人などが世界中でさまざまな活動を行っている。海外では一般的なファンドレイジングだが、日本ではまだまだ無名。小さい頃から社会貢献の経験、体験に触れる機会が多い欧米諸国に比べ、その機会が極めて少ない日本では、寄付やボランティアというと奉仕精神のほうがぐっと強い印象をもってしまう。本来、チャリティとは、奉仕(=私心を捨てて力を尽くすこと)ではなく、みんなで社会をよりよくしていくこと。
そんな“ファンドレイジング”を日本で実践している団体のひとつが、アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル ジャポン(以下アミチエ)。“人生を愉しむことが人道支援につながる”という独自のスタンスでチャリティ活動を行っているアミチエは、モナコ公国に本部を置き、国家元首であるアルベール大公が名誉顧問総裁を務めている人道支援団体。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などと提携し、モナコをはじめ、世界20カ国で活動を行っている。そのアミチエが、2018年2月に第3回となるアミチエ チャリティ ガラパーティを開催。日本でも有数のハイソサエティなパーティに、いざ潜入!
ここはモナコ? 絢爛豪華なドレスの饗宴
グランドハイアット東京のグランドボールルームで開催されたガラパーティは、「ここはモナコ?」と見まがうほどの華やかさ。ドレスコードは、ブラックタイ。男性はタキシード、女性はフルレングスのフォーマルドレスをまとって、総勢450名のゲストが会場をゴージャスに彩った。カクテルタイムには、「モエ・エ・シャンドン」のシャンパンがふるまわれ、ホワイエにはハリウッドセレブ御用達ジュエリーブランド「フェレス(PHERES)」のハイジュエリーも展示。
ポリシーは、“国境なき友情”
パーティには、ロシア・ロマノフ王朝の末裔 オルガ・ロマノフ妃殿下をはじめ、旧ユーゴスラビラのセルジュ・カラジョルジェヴィチ皇太子、サンマリノ共和国特命全権大使マンリオ・ カデロ大使など、錚々たるゲストが集結。アミチエ創始者のマダム・レジーヌこと、レジーヌ・ヴァルドン・ウェストさんや、アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル ジャポンの代表理事、畑中由利江さんも登壇し、国境なき友情をポリシーに、人道支援を行う意義や必要性についてスピーチ。
由緒正しきイタリア版ビンゴ、“トンボラ”で、さらなる寄付金を
パーティ中盤には、チャリティトンボラを開催。トンボラとは、イタリア版ビンゴのような数字クジ。サンバダンサーが会場を盛り上げるなか、トンボラガールが各テーブルをまわりトンボラくじを販売。チャリティ商品も「フェレス(PHERES)」のオートクチュールジュエリーや「タダシ ショウジ」のドレスなど、内容もゴージャス。
短期留学のスカラシップ制度も
また、2017年からスタートしたスカラシップ(奨学金)制度も。奨学生に選ばれた3人の学生は、モナコ公国への短期留学など今後もさまざまなプログラムに参加していくそう。パーティのフィナーレは、アミチエのメンバーによるアミチエ ウルトラビッグバンドオーケストラの演奏で大盛り上がり。人生を楽しむファンドレイジングパーティが、東京の夜を壮麗に彩った。
ボランティアやチャリティの新しい形、ファンドレイジングは、日本でも今後ますます注目が集まるはず。興味のある人は、アミチエの公式サイトをチェックしてみて。
-
問い合わせ先/一般社団法人 アミチエ ソン フロンエィエール インターナショナル ジャポン Tel:03-5778-7520 http://amitiejapon.org/
ガラパーティの様子を動画でチェック→https://youtu.be/lThlgS943hA