プラダのブランドストーリー

1913年にマリオ・プラダが高級な旅行用品や小物を販売する専門店をミラノで創業。
世界中から集めた上質かつ珍しい素材で作ったバッグやトランクが上流社会で好評を博し、イタリア王室の御用達となる。'70年にミラノ大学政治学科を卒業したマリオの孫娘、ミウッチャが入社。アクセサリーのデザインディレクターとなり、'78年に後に夫となるパトリッツィオ・ベルテッリとともにビジネスを拡大する。'82年にレディースシューズのコレクションを発表したのを皮切りに、続々とヒットアイテムが誕生。マリオが旅行用のバッグに使用していた工業用ナイロンと、レザーを組み合わせたバッグが生まれたのもこの頃。'88年に初のレディースウェア・コレクションをミラノで発表。'93年にはより若い顧客のために「ミュウミュウ」を、'94年には「プラダ」のメンズラインをスタート。
現在ではアイウェアやフレグランス、化粧品も展開するほか、'93年には「Prada Milano Arte」、後のプラダ財団を創立して現代美術をサポートしたり、店舗設計に気鋭の建築家を起用するなど、アート方面の活動でも注目を集めている。