ジル・サンダーのブランドストーリー

女性誌のファッションジャーナリストとして活躍していたジル・サンダーが、1968年、ドイツ・ハンブルクにブティックをオープン。「ソニア・リキエル」などのアイテムの傍らで、ジル自身がデザインした服を販売したのがブランドの始まり。
'73年にパリ・プレタポルテ・コレクションにデビューするも、'80年にパリから撤退。'85年より活動の場をミラノヘ移し、'87年にミラノコレクションに参加。1997-98年秋冬シーズンよりメンズコレクションをスタート。ミニマルなデザインと、縫製技術の高さで好評を博す。'99年にプラダ社により買収されると、2000-01年秋冬コレクションを最後にジル・サンダーがデザイナーを辞任。その後「プラダ」のデザインチーム、2000年12月からは新クリエイティブ・ディレクターのミラン・ヴィクミロビッチがデザインを担当する。'03年5月にジル・サンダーがデザイナーに復帰。2004年春夏コレクションよりデザインを手がけるが、'04年11月に再び辞任。'05年7月にラフ・シモンズがメンズとレディースのクリエイティブ・ディレクターに就任する。プラダ社は'06年にジル・サンダー社をロンドンの投資会社チェンジ・キャピタル・パートナーズに売却。さらに'08年9月には、日本のオンワードホールディングス社によって買収され、ジル・サンダー社はオンワードグループの一員に。
また、2011年春夏コレクションより、ブランドエクステンションとして、カジュアルでスポーティブな新ライン「ジル・サンダー ネイビー」を展開。メインコレクション同様、ラフ・シモンズがクリエイティブ・ディレクターを務める。
’12年2月よりラフ・シモンズに代わり、メゾンの創設デザイナーであるジル・サンダーが新たなクリエイティブディレクターに就任。