1964年、フランス・パリ生まれ。幼少期に国立アフリカ・オセアニア美術館の前で、シャープなヒールの画に出合い感銘を受ける。数年後、夜はナイトクラブ、日中はミュージックホールと劇場に出入りするようになり、その世界に魅了され、16歳の頃にはダンサーたちのシューズを作ることを決心する。'80年にミュージックホールで見習いの仕事に就いた後、'86年まで「シャネル」「イヴ・サンローラン」などのメゾンでインターンを務める。'89年から一時、にランドスケープデザインの仕事に携わるが、'92年年に自身のブランド「クリスチャン ルブタン」を立ち上げ、パリに1号店をオープン。エレガントかつセクシーなデザインで、瞬く間に注目の的に。自身のブランドを始めてからも、「クロエ」「ランバン」など名だたるメゾンのためのシューズ製作を続け、2002年には故イヴ・サンローランが手がけた最後のコレクションにてシューズコレクション“Christian Louboutin for Yves Saint Laurent Haute Couture 1962-2002”を発表。また、'07年には映画監督のデヴィッド・リンチとコラボレーションし“フェティッシュ”と名づけられたエキシビジョンを開催した。