実は、建築やインテリアが大好きなんです
──このご自宅はデザインから手掛けられているんですよね。インテリアはもともと得意分野ですか?
昔から、建築やインテリアが大好きなんです。できることなら、建築家とかインテリアデザイナーのようなクリエーティブな仕事をしたかったくらい。ただ、僕はスポーツもデザインもなんとなく器用にやるけど、飛びぬけて上手なわけでも一芸に秀でているわけでもない。だからいまだに写真家や画家や音楽家のようなアーティストには、憧れとコンプレックスがあります。だけどいろいろなものが好きだからこそ、一流のアーティストたちをセレクトしてプロデュースできるわけです。それもクリエーションのひとつかなと考えるようになり、今はやりがいのある天職だと思っています。もし僕が楽器がもっとうまかったら、もうちょっとサッカーがうまかったら、「ビームス」はなかったかもしれないですね(笑)。
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設楽 洋/「ビームス」代表取締役
ご自宅のデータ/東京都目黒区在住。家は新築の一軒家。東京の土地ながら、「ベランダの向こうに波の音が聞こえる感じ」と設計家にリクエスト。各部屋の家具やインテリアがそれぞれ違いながら、全体を通してゆるい空気が流れているところがご自慢ポイント。訪れる友人知人にも、リゾート感があってリラックスできる、と好評だとか。
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『BEAMS AT HOME ~日本を代表するおしゃれクリエイター集団 ビームススタッフの「暮らし」と「服」~』¥1,500/宝島社
「ビームス」で働くスタッフの「暮らし」と「服」を紹介した、同ブランド初となるライフスタイルブックが登場。バイヤーやプレスをはじめ、NYやパリ、ロンドン、台湾といった海外在住のスタッフまで、総勢130人の自宅のインテリアやワードローブを全474ページに渡って収録。さまざまなテイストをMIXした個性豊かなインテリアなど、「ビームス」らしいおしゃれのアイディアがたっぷり詰まった一冊は、自分らしく居心地のいいお部屋づくりの参考になるはず。