多肉植物の上手な育て方レッスン
インテリアに取り入れる人が続出中の多肉植物。毎日水をあげなくてもいいことから、育てるのがラクと思われがちだけど、実際育ててみると案外難しいことに気づく人も多いはず。知っているのと知っていないのとでは大違いの、多肉植物の“いろは”を、グリーン通の間で大人気の「ソルソファーム」に聞いてきた!
自分なりの組み合わせを楽める寄せ植えに挑戦!
育て方がわかったら、次なるステップはスタイリング。多肉植物の醍醐味のひとつに、種類の異なる品種を自分好みに組み合わせて植える「寄せ植え」がある。
「お店の人に、自前の鉢や販売している鉢に寄せ植えをしてもらうことはできますが、最近では何種類か選んで持ち帰り、自宅で組み合わせを考えて自ら寄せ植えする人が増えています。多肉は形や色が千差万別なので、好みを探して、組み合わせを考えるのが何より楽しいんです」
おすすめの組み合わせや、NGな組み合わせは?
「厳密に言うと、多肉のなかでも日光がすごく好きな品種もあれば直射が苦手な品種もあったり、比較的水を欲しがるタイプもいれば、乾燥気味を好むタイプもいます。横に伸びるタイプ同士を組み合わせると、風通しが悪くなったりも。なるべく同じ性質のものを組み合わせたほうが世話はラクですが、それぞれの品種の性質を認識していれば、何をどう寄せ植えして構わないと思います。ちなみに、間隔をあけずにキュッと詰まった状態で植えるのがカワイイのでおすすめ」
では人気の品種は?
「定番的に人気なのは、肉厚のある『ハオルチア』、『エケベリア』、『アエオニウム』、『セダム』などですね。この辺は相性もいいので寄せ植えにも向いてます。ほかにもフサフサした毛が特徴の『カランコエ』や、トゲトゲ系の『パキポディウム』、直線的なフォルムがかっこいい『アガベ』、サンゴのようなかたちの『ミルクブッシュ』などは一種類で鉢に入れても充分に迫力があります」。
自分で寄せ植えするときの注意点がひとつあるとか。
「一般的に、グリーンは植え替え直後にたっぷり水をあげることが鉄則とされてますが、多肉に関しては×。根っこが新しい土に張り出して落ち着いたころに水をあげたほうがいいので、植え替えしたら基本はそのまま。新しい土に慣れるのには2週間ほどかかると言われています」
Photo : Kan Kanbayashi
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「ソルソファーム」
神奈川県川崎市宮前区野川3414 tel. 044-740-3770
営業時間:土・日 10:00~17:00
※必ずウエブサイトで確認を
http://solsofarm.com/