バレンシアの光を楽しむ、建築家カップルのリノベーション
スペイン、バレンシアの古き面影が残るエリアに住む建築家のふたりは、19世紀に建てられたアパートメントをリノベーションし、陽光溢れるモダンな空間を手に入れた。巨匠たちの名作家具が映える、コンテンポラリーな空間へLet's潜入!
古く重厚な空間に映える、イタリアのモダンデザイン
19世紀のしっくい塗りの壁にジャン・ヌーヴェルのミニマムなシェルフ「Graduate」がきわめて自然になじんでいる。アントニオ・チッテリオが手がけた「B&B Italia」の黄色いコーヒーテーブル「Eileen」と、アルネ・ヤコブセンが「ルイス・ポールセン」から発表した照明「AJ フロアライト」は、この空間の名脇役だ。
ヴィセンテはバレンシアを拠点とした今の暮らしを、心から満喫しているようだ。
「ここでは新しいエネルギーを感じるし、モチベーションをキープするにはまたとない環境だと思う。僕たちの友人も、現在と過去の間にかかる橋のようだと言って、この家を愛してくれているしね。それに、何が本当に重要なのかを吟味したうえで、ていねいに仕立てた空間だから、おだやかな気持ちで生活することができるんだ」
photo : MAX ZAMBELLI reealization : ROSARIA ZUCCONI
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Vicente Montañana(ヴィセンテ・モンタニャーナ)・Francisca Montañana(フランシスカ・モンタニャーナ) /
バレンシアでのアメリカズカップの開催に合わせて設計したホテル「Hotel de la playa」で一躍有名となった建築家カップル。以降オフィス、クリニック、ナイトクラブ、エステサロンといった商業施設から住宅までを手がけ、現在は海外のクライアントも多数擁する。作風としては、シャープで清潔感のある空間づくりを得意としている。
http://studiomontanyana.com/
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