エディターズPICK 2014/2/13(木)
ふたり暮らしの部屋【スペイン・Vicente&Francisca編】

バレンシアの光を楽しむ、建築家カップルのリノベーション

スペイン、バレンシアの古き面影が残るエリアに住む建築家のふたりは、19世紀に建てられたアパートメントをリノベーションし、陽光溢れるモダンな空間を手に入れた。巨匠たちの名作家具が映える、コンテンポラリーな空間へLet's潜入!

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バレンシアの光を浴びて、巨匠たちの家具がまどろむ

彼らは内部を一度リセットすることで、通りに面した窓から入る光で満たされたリビングと、柑橘類の木々が生い茂った中庭に面した寝室で構成されたコンテンポラリーな空間をまずは設えた。その後、ジャン・ヌーヴェル、ピエロ・リッソーニ、アキッレ・カスティリオーニたちのデザインした家具が美しく映えるインテリアに注力し、その情熱は静かに実を結んだ。
 
写真/エレガントなモールディングの施されたバルコニーからの光が、リビングに明るく差し込む。正面はジャン・ヌーヴェルによる「モルテーニ」のシステムシェルフ「Graduate」、ソファはピエロ・リッソーニが「リビング ディバーニ」のためにデザインした「Neowall」。幾何学的フォルムのコーヒーテーブルは「ミノッティ」の「Cesar」。ラグは「Kasthall」、そしてアキッレ・カスティリオーニがデザインした「Flos」の照明「Taccia」。

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photo : MAX ZAMBELLI  reealization : ROSARIA ZUCCONI

  • Vicente Montañana(ヴィセンテ・モンタニャーナ)・Francisca Montañana(フランシスカ・モンタニャーナ)
    バレンシアでのアメリカズカップの開催に合わせて設計したホテル「Hotel de la playa」で一躍有名となった建築家カップル。以降オフィス、クリニック、ナイトクラブ、エステサロンといった商業施設から住宅までを手がけ、現在は海外のクライアントも多数擁する。作風としては、シャープで清潔感のある空間づくりを得意としている。
    http://studiomontanyana.com/

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