バレンシアの光を楽しむ、建築家カップルのリノベーション
スペイン、バレンシアの古き面影が残るエリアに住む建築家のふたりは、19世紀に建てられたアパートメントをリノベーションし、陽光溢れるモダンな空間を手に入れた。巨匠たちの名作家具が映える、コンテンポラリーな空間へLet's潜入!
すべてを壊して見えた可能性
「最初に出会ったとき、このアパートの状態は最悪だったわ。'70年代に改装されていて、いくつもの部屋はまるで迷路みたいになっていた。ただ、すべてを取り壊した後、可能性が見えてきたの。空間はとても明るくなった。そして古いしっくいが塗られた頑丈な壁が、確かな姿で現れてきたの。つまり、この建物が1850年頃に建設された証しというわけね」(フランシスカ)
写真/ナイトテーブルとリネンが整えられたベッドは「Maxalto」、カーペットは「ナニ・マルキナ」、照明はドイツの「Absolut Lighting」社のもの。
photo : MAX ZAMBELLI reealization : ROSARIA ZUCCONI
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Vicente Montañana(ヴィセンテ・モンタニャーナ)・Francisca Montañana(フランシスカ・モンタニャーナ) /
バレンシアでのアメリカズカップの開催に合わせて設計したホテル「Hotel de la playa」で一躍有名となった建築家カップル。以降オフィス、クリニック、ナイトクラブ、エステサロンといった商業施設から住宅までを手がけ、現在は海外のクライアントも多数擁する。作風としては、シャープで清潔感のある空間づくりを得意としている。
http://studiomontanyana.com/
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