バレンシアの光を楽しむ、建築家カップルのリノベーション
スペイン、バレンシアの古き面影が残るエリアに住む建築家のふたりは、19世紀に建てられたアパートメントをリノベーションし、陽光溢れるモダンな空間を手に入れた。巨匠たちの名作家具が映える、コンテンポラリーな空間へLet's潜入!
古き町並みを一望できる、趣のあるバルコニー
「過去への強い愛着と、変革への願望との間で揺れ動いている魅力的な町、それがバレンシアだ」。建築家、サンティアゴ・カラトラーバは自身が住む“科学芸術の都市”をこう評している。
そのバレンシアで建築事務所「Studio Montañana」を主宰する建築家のカップル、ヴィセンテとフランシスカ。彼らはアメリカズカップのための新しい港がこの地に建設された'08年、大きな転機を迎えていた。彼らはこのヨット大会に参加する関係者のための宿泊施設を手がけ、その町で唯一の海を臨む新しいホテル「Hotel de la playa」は、完成と同時に巷で評判となった。
写真/ヴィセンテ&フランシスカ・モンタニャーナのふたり。このアパートメントを選ぶきっかけともなった、間近に大聖堂を望むバルコニーにて。
photo : MAX ZAMBELLI reealization : ROSARIA ZUCCONI
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Vicente Montañana(ヴィセンテ・モンタニャーナ)・Francisca Montañana(フランシスカ・モンタニャーナ) /
バレンシアでのアメリカズカップの開催に合わせて設計したホテル「Hotel de la playa」で一躍有名となった建築家カップル。以降オフィス、クリニック、ナイトクラブ、エステサロンといった商業施設から住宅までを手がけ、現在は海外のクライアントも多数擁する。作風としては、シャープで清潔感のある空間づくりを得意としている。
http://studiomontanyana.com/
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