モダンな大理石テーブルに、ウェグナーの木の椅子を
ぎしぎしと鳴る古い床の上に並んだ家具たちは、まさにエクレクティック! 北欧の名作が鎮座しているかと思えば、イタリアやフランスのコンテンポラリーデザインたちが顔を出す。そしてダイニングには、ふたりのお気に入りである'60年代の大理石のテーブル。「無名のデザイナーのものだけれど、これを手放すことなんて考えられないわ」とキャサリンが言うと、「さまざまな時代や背景の家具のミックスが、この家の雰囲気を創りだしているんだ」とイケが続ける。
写真/天井が高く開放的なダイニングルームは、大理石の天板を持つ'60年代イタリア製のテーブルが主役。これは無名だが、ふたりの最もお気に入りの家具だという。これに巨匠ハンス・ウェグナーの「ソーバックチェア」を合わせた。壁に飾られているアートはPatricia Urfels Kronenwerthの作品。
photo : MARK SEELEN realization : MARC HELDENS text : RYOKO KOBIKI
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Ike Udechuku(イケ・ウデチュク)・Kathryn Smith(キャサリン・スミス) /
ジャーナリストのキャサリンと、金融業界でキャリアを積んできたイケは、世界中を転々と移り住んできた。現在はブリュッセルの自宅でギャラリーを営む。展覧会中は一般公開も行っている。
Ampersand House
30 rue Tasson Snel,
Brussels 1060, Belgium
http://www.ampersandhouse.com
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