ナポレオン3世からドヌーヴまで、装飾を愛するふたりの青い家 inパリ
ジュエリーデザイナーとファッションフィルムのディレクターが住むパリの家は、青い壁とヴィンテージ、そしてグラフィカルなビジュアルが楽しげに集う空間だった。
巨大な飛行機が浮かぶ、白昼夢のようなバスルーム
そんなふたりの家は、それぞれの仕事を反映してか、とても“視覚的”。たくさんの装飾と色で溢れている。「ファロー&ボール」社の、さまざまな階調のブルーのペンキで塗り分けた壁を背景に、数々のヴィンテージ家具が競演し、キュビスムの壁紙やバウハウスのシルクスクリーン・プリントがリズミカルに躍る。いたるところに名作映画のシーンを切り取った写真が飾られているかと思えば、バスルームにはなんと飛行機の巨大な模型が!
写真/真っ白なタイルを張った明るいバスルームには、巨大な飛行機の模型がオブジェのように吊るされているというサプライズが。古いバスタブと洗面台、床のレトロな柄のセメントタイルが、ほどよくノスタルジックな印象。
photo : ROMAIN RICARD realization : EMMANUELLE JAVELLE text : RYOKO KOBIKI
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Benjamin Seroussi(ベンジャミン・セルシー)・Anna Rivka(アンナ・リヴカ) /
ファッションフィルムやミュージックビデオのディレクターを務めるベンジャミンと、パリのマレ地区にショップを構える「アンナ・リヴカ・ジュエリー」のデザイナーであるアンナのカップル。共通の趣味である“古い物”を求め、バーゲン・ハントをこよなく愛する。
http://www.annarivka.fr
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