32㎡なのになぜ広い? パリのおしゃれアパルトマンを徹底解剖!
パリの32㎡のアパルトマンで、おしゃれに暮らすインテリアデザイナーのカップル。建築とデザイン、両方の分野で活躍する芦沢啓治さんに、この実例を読み解いてもらった。
床下を設備スペースにして、ベッドルームを縦に積む!
DUPLEX FLOOR
「床面積が少ないなら、いっそ一部をメゾネットにしてしまうのもひとつの方法です。この家の場合、持ち上げた寝室部分の下を設備スペースにしています。スツールの後ろにある扉には洗濯機が入っている! オフィスなどではよく見るディテールですが、寝室とのパーティションにガラス窓を使っています。そうすることで、南側の大きな開口部からの光を寝室まで通し、寝室は読書灯のみで過ごせるように工夫されています」(芦沢さん)
スツールは「Atmosphère d'Ailleurs」のもの。ダイニングで使用しているものと揃えて、空間のイメージを統一している。ゲストが訪れた際には、階段も居場所として活用できる。
photo : ROMAIN RICARD realization : CLÈMENCE LEBOULANGER illustration : ANCK (CREATIVE SYNDICATE)
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芦沢啓治(Keiji Ashizawa) /
建築家・デザイナー。1973年生まれ。横浜国立大学建築学科卒業後、'96年からarchitecture WORKSHOP、2002年家具製作工房super robotに参加。'05年に芦沢啓治建築設計事務所を設立。
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