『恋の渦』
DQNな男女9人のある部屋コンを描いた生々しすぎる恋愛コメディ。
人間の欲望の描写と、室内劇を得意とする三浦大輔さん(劇団ポツドール主宰)が脚本・原作で、痛い恋愛を痛快に描いた映画、『モテキ』を撮った大根仁さんが監督の作品です。
練りに練った何の無駄もない脚本と1分も飽きさせない演出で、こんなに映画で笑ったのいつぶりだろう!? と思わせるほどの傑作です!
ブサイク男・オサムに彼女を作る目的で部屋コンを開いたコウジ。そしてオサムのために、コウジの彼女トモコが呼んだ親友ユウコはドブスだった……! そしてその2人をとりまく男女たちもドロドロな恋愛劇を展開!
最初DQNたちの会話がうざくて「う!」となりますが、しばらくすると「もっと見たい! もっと見たい!」と夢中になっていきます。人間の裏を描いたこの作品をカップルで見ると、お互いの裏を想像してその後のデートが気まずくなること間違いナシです!
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〈作品紹介〉
『恋の渦』
モテないオサムは、友人のコウジとトモコのカップルに部屋での合コンをセッティングされる。コウジが気をきかせてのことだったが、トモコが連れてきたのは、その場にいる男子が全員ドン引きするほどのルックスをもつユウコ。大失敗となった合コンを境に、その場に集った男女9人の嘘で固められたドロドロとした関係性が露わになって……。劇団ポツドールを主宰し、映画化もされた『愛の渦』で岸田國市戯曲賞を受賞した三浦大輔の脚本を、『モテキ』の大根仁がわずか撮影期間4日間で映画化。社会の隅にある愛と性が生々しく、詳細に描かれる。
出演/新倉健太、若井尚子
監督/大根仁『モテキ』
http://koinouzu.info/
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マキヒロチ/漫画家
朝ごはんを一緒に食べてくれない恋人と別れた主人公まりこ。彼女の女友達を含めた4人の女性の、朝食を巡るストーリーを描いた「いつかティファニーで朝食を」を月間コミック@バンチ(新潮社)で連載中。朝食とともに紹介される、女性が人生のなかで迎える障害や葛藤が「リアルすぎる」と話題沸騰! 第46回小学館新人コミック大賞入選。