ニュース 2017/5/5(金)
CINEMA THIS WEEK

エレガントな衣裳に酔いしれたい『カフェ・ソサエティ』ほか5月第一週のコレ観なきゃウィークエンド

毎週たくさんの新作映画が劇場公開されるなかで、私たちが本当に観るべきものって? 女性の知的好奇心を満たす、いま観るべき作品をエルが週替わりでセレクトし、ご紹介。連休ラストスパートの今週末は、ウディ・アレンの最新作『カフェ・ソサエティ』とトランプ政権のいまを予告するかのような『ノー・エスケープ 自由への国境』の見応えある2本をセレクト。

 

5月5日(金)公開 『カフェ・ソサエティ』
  
30年代。スターや業界人たちセレブが夢のようにきらびやかな生活を送る映画の街、ハリウッドと、危険と隣り合わせながら、スリリングで、当時から最先端をゆく都会だった、ニューヨーク。ウディ・アレン監督が魅惑的なふたつの街の二人の女性に揺れ動く男性心理を描いたロマンティック・コメディ。NY出身のボビーは業界のやり手である叔父を頼って、ハリウッドへ。世間知らずの彼は叔父の秘書であるヴォニーことヴェロニカに一目ぼれ。ところが、彼女には恋人がいた。帰郷した彼はジャズクラブを経営し、人気者に。美しい妻ヴェロニカと幸せな家庭を築くが、そんな矢先、ヴォニーと再会。初恋の女性の出現に心躍るボビーだが……。完璧な妻がいながら、思い出の女性にも忘れられない、どうしようもない男心をジェシー・アイゼンバーグが軽やかに体現。二人の美女にクリステン・スチュワートとブレイク・ライブリー。衣裳は「シャネル」が提供。
 
監督/ウディ・アレン
キャスト/ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーブ・カレル、コリー・ストールほか
5月5日公開
http://movie-cafesociety.com/
 

 

 

5月5日(金)公開 『ノー・エスケープ 自由への国境』
 
いまのアメリカでは、まさにこんなことが起きようとしているのではないかという恐怖を感じさせる、サバイバル・エンターテインメント。メキシコの国境からアメリカを目指す移民たち。命がけで、越境を試みる彼らをまるで獲物を狙うハンターのように嬉々として、追いかける男がいた。製作はアルフォンゾ・キュアロンで、脚本も手掛けた監督のホナスは彼の息子である。主演は先日のアカデミー賞授賞式でプレゼンターを務めた際、「僕たちを分断しようとするあらゆる形の壁に反対します」と断言したガエル・ガルシア・ベルナル。彼らを追う、執拗なアメリカ人にはドラマ「ウォーキング・デッド」での怪演ですっかり不気味な悪役が板について十八番になってきたジェフリー・ディーン・モーガン。
 
監督/ホナス・キュアロン
キャスト/ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェフリー・ディーン・モーガンほか
5月5日公開
http://desierto.asmik-ace.co.jp/

Text: Aki Takayama

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