インタビュー 2016/11/2(水)

2年ぶりの来日でレディー・ガガ「ピンクは男性たちとの恋の象徴」

批評家たちの高い評価を得ているニューアルバム「Joanne」をひっさげ、来日したレディー・ガガ。記者会見で日本愛&心の裡を告白!

ガガ様登場!

会見場に登場したレディー・ガガが着ていたのは、アルバムのカバーヴィジュアルでもかぶっているフェドーラハットとお揃いのピンクのジャケット。それにシルバーのフリンジスカート。「みんなにまた会えて嬉しい。日本を帰るときにいつも『帰りたくない』と思うの。今回もどれだけ日本のことを愛しているのか確認することになったわ」とあいさつ。相変わらずの日本愛全開。
 
次いで「なぜ、今ピンクのハットをえらんだのか?」というエルからの問いに答えたガガから素敵なエピソードが。
 
「カリフォルニアの自宅にひとりでいた時、外を眺めていたらすごく孤独を感じたの。自分の敷地を超えると自由がなくなる。一歩プロパティの外に出ればどこへ行っても写真を撮られるし、家にいる時しか自由を感じないから。それなのにどうしたら世界の人々が共感できる曲を書けるというの? と考えたわ。そうして、バスルームで身体を洗ったあと、試しに、家にあったピンクの帽子をひとつかぶってみたら、すごく女性的になって誇らしく思えた。どんなに辛い日でもピンクの帽子ひとつあれば素敵な気分になれる……ああ、これだと。ピンクの帽子は女性であることへのセレブレイトよ。これまで交際してきた男性がいたからこそ私がある。そんな男性たちとの恋愛の象徴でもあるわ。ピンクはタフな気持ちになれる、強さとフェミニンさと誇りの表れ……強く生きる女性だってピンクを着て、ハイヒールを履いて、キラキラのドレスを着ていいんだって」
 
最近、“ひと休み”という名のもとに失われてしまったテイラー・キニーとの恋愛をも肯定して作品を仕上げた、とでも言わんばかり(?)の発言にびっくり。 

ピンクのフェドーラハットをシルバーチェーンでアレンジしているところがさすがファッショニスタ。

このアルバム「Joanne」の名前も、わずか19歳で自己免疫疾患で命を失くしてしまった父方の伯母の名前なのだとか。
 
「私たちの親族はイタリア系移民。エリス島を経てアメリカにやってきたブルーカラーで、一生懸命働くことが人生だった人たち。伯母ジョアンは私に会うことなくこの世を去ったのだけれど、その死は父に大きな影響を与えていて、彼女が亡くなっていなかったら、父はもっと違う姿だったかもしれない。でも、彼女は私の守護天使のようなもの。 困ったときに神様だったり、何か違うものだったり、祈りたいものが皆あると思う。その対象が、私にとっては伯母だった……日本のファンの人たちが何か辛いとき、今回のアルバムを聴いて『大丈夫。信じていんだ』と思ってもらいたい」。
 
ガガ自身とガガの家族の大きな喪失と再生から生まれた、今回の「Joanne」。ガガ史上もっともパーソナルな作品を生み出した30歳という節目からの10年で何をしたいかとの問いに彼女の希望が!
 
「子どもができればいいなと思ってる。お母さんになりたい。もちろん、ツアーをたくさんしてまた日本に来たい」
 
今回の来日は2年2か月ぶり。次に来日するときには、新しい家族と一緒……という展開に期待したい。 

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