インタビュー 2015/5/28(木)
独占スペシャル・インタビュー

チェルシー・クリントンが激白! 母として、大統領の娘として、いま私ができること

父は第42代アメリカ大統領のビル・クリントン。母のヒラリー・クリントンは先日女性初の大統領になるべく立候補を表明。まさに政治界のサラブレッドといえるクリントン家の一人娘、チェルシー・クリントンが、USエルの編集長に今の気持ちを告白。誕生したばかりの娘について、そして再び大統領の娘として自分が担うべき役割とは……。複雑な彼女の心境を、本日発売のエル・ジャポン7月号で余すことなく掲載。ここではその一部と、インタビューを担当したUS版エル編集長の談話をご紹介。

社会貢献に対する熱意と女性大統領誕生への想い

US版エル編集長、レイチェル・コンブは語る。
 
「チェルシーは私たちエルの問いかけに対して、非常に思慮深く、そして素直な気持ちで応えてくれたわ。私たちが話したトピックスは、多岐に渡ったの。彼女の娘、シャーロットの祖母(すなわちヒラリー)がアメリカ合衆国初の女性大統領となることを良しとするのか否か。女性の権利を主張する立場のリーダー的存在となったことに対してのプレッシャーについて。両親に対して、同性婚を支持するよう後押ししたことについての真相。さらにはチェルシー・クリントンとして、地下鉄に乗ったり、スーパーで買い物をするときの周囲からの目についてまでも本音を語ってくれたのよ!」
 
彼女がとにかく夢中になって話してくれたのは、生後8ヶ月になる娘のシャーロットのことと、同じく“母”としてこの世に生み出した「ノー・シーリングス・フル・パーティシペイションズ・リポート」という女性の権利を訴えた提案書についてだ。今、母として、妻として、提唱者として、そして地球上最もパワフルな2人の娘として、彼女がようやく自分自身の幸せについて人生を描くことができる時期にきているのだ。
 
US版エルの2015年5月号のエディターズ・レターに、編集長はこのように記している。
 
「チェルシーには持って生まれた威厳のようなものがある。決して作られたわけではない品の良さがあり、それを消費者へ向けてひけらかすような行動は一切しない。世界を良くするべく、自分が確信を持ったことにはすさまじい行動力を見せる、志のある若い女性であることは間違いない」
 
「ノー・シーリングス~」は、チェルシーと母が、自分たちの使命と感じている象徴的な仕事だ。1995年、ファーストレディであった母のヒラリーは、北京における世界女性会議で有名な宣誓をした。「人権とは女性の権利であり、女性の権利とは人権である」と。チェルシーはその年を節目として、この20年における女性の権利についての見通しを示すため、今年の3月9日にNYで開催されたシンポジウムで、女性の平等についての権利を訴えた提案書「ノー・シーリングス・フル・パーティシペーションズ・リポート」を発表した。その傍らには、母のヒラリーと、メリンダ・ゲイツ(ビル・ゲイツの妻でビル&メリンダゲイツ財団の会長)がいた。

ELLE:出産前と後で大きな変化はありましたか?
 
チェルシー・クリントン :(夫の)マークも私も「娘が生まれる前は何をしてたっけ?」って感じなの。生活のすべてが娘中心になったわ。みんな子どもに目を奪われ、親バカになっちゃうのも、今ではよくわかる。私たち夫婦も、シャーロットは最高の存在だって思っているから。
 
ELLE:私がいちばん上の娘を妊娠していた2008年は、ちょうどあなたのお母様が大統領選に出馬した年でした。「女性大統領の誕生は重要ではない、そうなったとして何が変わるのか、シンボル的な意味合いしかない」と言う人もいました。どう思いますか?
 
チェルシー・クリントン :女性を法的に守ることについては改善しているけれど、我が国の職場では、女性と男性は決して平等ではない。政界に目をやるなら、連邦議会の女性比率を20%まで引き上げられれば成功だという考えにも納得できないわ。いつ20%が平等の定義になったの? だから女性大統領についていえば、間違いなく重要だと思うわ。象徴的な意味でね。シンボルというのは大事だから。何を推し進め、誰を選ぶかはとても大切。アメリカの本質的価値の一つは、機会平等の国であることでしょ。でも平等にジェンダーが含まれてこなかったのなら、女性大統領の誕生は、問題解決への一歩となると信じている。実質的な変化があるかどうかについては、リーダーとなった女性が男性とは異なる次元の成功を収めてきたことを、これまで繰り返し見てきたはずよ。歴史的にいっても、経済投資であれ、社会資本の整備であれ、より大きなコンセンサスを得ることで、一つの決定が長期的に効力を発揮してきた。誰がテーブルにつくか、それが問題なの。そして誰がトップに就くのかも。
 
チェルシーのロングインタビューの全貌は、エル・ジャポン7月号へ!

Photo:Paola Kudacki Styling:Samira Nasr  Interview:Rachel Combe, The Foundation No Ceiling.org

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