ヒップホップが大好き!
―初来日の今回、オフ・タイムはどこへ?
アデル:夕べは、ハーレムクラブで踊りまくったわ。パリの友達から東京はテクノが主流と聞いてたけれど、昨日は大好きなヒップホップ全開でサイコーだった。この後は日本庭園にも行きたいし、お弁当箱もお土産に買って帰りたいの。時間があるのか心配だわ!(笑)
(取材後記)
インタビューと撮影を終え、すぐにパリへとんぼ返りしたアデル。というのも、セザール賞授賞式が控えていたため! 下馬評通り、セザール賞有望若手女優賞を獲得し、これまで世界中で手にした賞は数知れず……。英語も流ちょうに話し、発言もしっかりしているため、これから世界的な活躍が期待されているものの、女優然とした感じはまったくなく、素顔は飾り気も頓着もない女の子といった様子。編集部からのプレゼントとして和鏡とお香を渡すと、「いい香り! 本当にありがとう!!」と何度も繰り返す礼儀正しさと、ときおり見せる満面の笑顔のギャップで取材スタッフの心もわしづかみ。これからフランスを代表する俳優として、ファッションアイコンとして、このギリシャ系の珍しい名前を目にする機会が増えそう。
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『アデル、ブルーは熱い色』
監督・脚本/アブデラティフ・ケシシュ
原作/ジュリー・マロ「Blue is the warmest color」
出演/レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス、サリム・ケシゥシュ、モナ・ヴァルラヴェン、ジェレミー・ラユルトほか
原題/LA VIE D’ ADELE CHAPITRES 1 ET 2/2013/フランス/フランス語/179分/
配給/コムストック・グループ
2014年4月5日(土)より、新宿バルト9、Bunkamuraル・シネマ、
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2013年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞・国際批評家連盟賞受賞
Text : Reiko Kubo