レア、1000の仮面を持つ女優
―共演したレア・セドゥの魅力とは?
アデル:とてもミステリアスな部分を築いて保ち続けていること。ひとつのイメージを纏うのでなく、監督や観客が様々なファンタズムを投影できるよう、白紙の状態でいられることが優れた女優の条件だと思う。レアは、どんな時代でも、どんなストーリーでも演じられるような1000の顔を持っていて、同時に唯一無二の存在だわ。
―レア以外にあなたを魅了する、あなたが目指す俳優は?
アデル:『ブロウ』のペネロペ・クルスはとてもセンシュアルで魅了された。ナタリー・ポートマンのキャリアの築き方も好きね。男優ならレオナルド・ディカプリオやベニチオ・デルトロかな……。でもこれは、後になって、もっと気の利いたことを言えばよかったと後悔するタイプの質問ね(笑)
>>アデルが来日した際の意外なお気に入りは? 次のページへ
-
『アデル、ブルーは熱い色』
監督・脚本/アブデラティフ・ケシシュ
原作/ジュリー・マロ「Blue is the warmest color」
出演/レア・セドゥ、アデル・エグザルコプロス、サリム・ケシゥシュ、モナ・ヴァルラヴェン、ジェレミー・ラユルトほか
原題/LA VIE D’ ADELE CHAPITRES 1 ET 2/2013/フランス/フランス語/179分/
配給/コムストック・グループ
2014年4月5日(土)より、新宿バルト9、Bunkamuraル・シネマ、
ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
2013年カンヌ国際映画祭パルムドール受賞・国際批評家連盟賞受賞
Text : Reiko Kubo