ピューリッツァー賞やノーベル賞を獲得したスターがWヘッドライナーのフジ
そうした過去最大級のラインナップと言える2大フェスですが、なんといってもまず注目したいのは、グラミー賞では惜しくもブルーノ・マーズに敗れてしまったものの、間違いなく現在世界最重要アクトにして最高峰のパフォーマンス力を持つケンドリック・ラマーのフジロックでのステージ。昨年のコーチェラでヘッドライナーを務めたばかりということも含め、最も旬のアーティストを日本のオーディエンスがどう迎えリアクションできるのか。今後の日本におけるポップ・ミュージックの潮流を占う、歴史的一大事となることは間違いありません。
そして同じくフジロックのヘッドライナーである超大御所ボブ・ディラン。しかし、決して懐メロ枠ではなく、旬のアーティスト枠で間違いありません。村上春樹を押しのけてのノーベル文学賞受賞後ということや、フェスティバル出演や大規模なステージでのパフォーマンス自体が珍しいアーティストであること、そしてピューリッツァー賞を受賞したばかりのケンドリック・ラマーと並ぶヘッドラインという歴史的意義も含め、何が起こるか分からないステージとなることでしょう。
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サマーソニック2018
開催日/2018年8月18日(土)、8月19日(日)
会場/東京: ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪:舞洲 SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
出演アーティスト/ノエル・ギャラガー、ベック、チャンス・ザ・ラッパー、ショーン・メンデス、ニッケルバック、マシュメロ、J バルヴィンほか
http://www.summersonic.com/2018/ -
フジロック・フェスティバル2018
開催日/2018年7月27日(金)~2018年7月29日(日)
会場/新潟県湯沢町苗場スキー場
出演アーティスト/ボブ・ディラン、ケンドリック・ラマー、N.E.R.D、スクリレックス、ヴァンパイア・ウィークエンド、チャーチズ、ポスト・マローン、アンダーソン・パック & ザ・フリー・ナショナルズほか
http://www.fujirockfestival.com/
Text: Kenta Terunuma Photo: Getty Images, Aflo