ビヨンセ再参戦も夢じゃない? 今年こそ日本の2大夏フェスに足を運ぶべき理由
2018/06/11(月)
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通常の入場料は429ドル(約4万6000円)、VIPエリアへの入場チケットは999ドル(約10万8000円)と決して買いやすいお値段ではないものの、発売開始から数時間でソールドアウトするコーチェラ

ここ最近はコーチェラの圧勝!? 2018年は開催休止のグラストンベリー

そうしたフェスの頂点に君臨するのが前述のコーチェラ。先のビヨンセのパフォーマンスはYouTubeでライブ配信され、全世界で約4300万人が視聴したと言われ、世界最高峰と言われるフェスの歴史をさらに更新。もうひとつ世界最高峰のフェスと言われるイギリスのグラストンベリー・フェスティバルが開催地である農耕地やスタッフの休養のため休業という事情も相まって、世界最高峰フェスとしての名前をさらに高めたかたちとなりました。

ただしここで気になるのは、たとえグラストンベリー・フェスティバルが今年開催されていたとしても、善戦できたのだろうかということ。

サマーソニック2018のヘッドライナーで、来日頻度もかなり高いノエル・ギャラガーのライブ映像

というのもグラストンベリー・フェスティバルは、徹底的に旬のアーティストをラインナップするコーチェラと比べると古風でイギリス的なロックフェスという印象があるのも事実。昨今のようにラップ/R&B中心ともいえるポップ・ミュージックの潮流においては、2008年に、チケット売れ行きが不振のなか、起爆剤として当時は珍しいヒップホップアーティストジェイ・Zをヘッドライナー起用したこと以来のテコ入れ無くしてはその座も危うかったのではないかと思われます。当時、オアシスのノエル・ギャラガーはジェイ・Zをヘッドライナーに起用したことが間違いだとインタビューで非難し、物議を醸した変革です。

そうした引き続きのブームと同時に潮流の変化に晒されているフェスカルチャー。ここ日本を代表する2大フェス、フジロックフェスティバルとサマーソニックは、そうした状況にどのように対応しているのでしょうか?

  • サマーソニック2018
    開催日/2018年8月18日(土)、8月19日(日)
    会場/東京: ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪:舞洲 SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
    出演アーティスト/ノエル・ギャラガー、ベック、チャンス・ザ・ラッパー、ショーン・メンデス、ニッケルバック、マシュメロ、J バルヴィンほか
    http://www.summersonic.com/2018/

  • フジロック・フェスティバル2018
    開催日/2018年7月27日(金)~2018年7月29日(日)
    会場/新潟県湯沢町苗場スキー場
    出演アーティスト/ボブ・ディラン、ケンドリック・ラマー、N.E.R.D、スクリレックス、ヴァンパイア・ウィークエンド、チャーチズ、ポスト・マローン、アンダーソン・パック & ザ・フリー・ナショナルズほか
    http://www.fujirockfestival.com/

Text: Kenta Terunuma Photo: Getty Images, Aflo

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