ビヨンセ再参戦も夢じゃない? 今年こそ日本の2大夏フェスに足を運ぶべき理由
2018/06/11(月)
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来日を突如キャンセルした現在のヒップホップ界のスタートリオ、ミーゴスの「バッド・アンド・ブージー」

旬の海外アーティストはお忍び来日しても、ツアーは“日本飛ばし”!?

かつては東京と大阪でライブを行い、その途中にある名古屋をスキップすることを“名古屋飛ばし”と呼んでいましたが、いまやアジアツアーのスケジュールに日本公演が組み込まれないという現象、つまり“日本飛ばし”が珍しいものでなくなくなってしまいました。直近でも、今最も注目されているヒップホップアクトであるミーゴスは今年2月に控えていた日本公演を突如キャンセル。しかし、そのとにスケジューリングされていた韓国のフェス「LE GRAND Hiphop Festival」には予定通りしっかり出演。単純にセールスやギャラの問題とは限りませんが、やはり邪推してしまうのが正直なところですよね。

2015年5月、「The 1989」のワールドツアーの一公演として、東京ドームでライブを披露したテイラー・スウィフト

「テラスハウス」効果のあったテイラー・スウィフトや、熱狂的ファンを抱えるアリアナ・グランデやカニエ・ウェスト、ジャスティン・ビーバーのような例外を除き、多くのトップスターがたとえ来日したとしても新作プロモーション目的の地上波TV番組でのパフォーマンスをするのみというのが今の日本を取り巻くポップ・ミュージックの状況です。このまま日本は世界的なカルチャー基準から取り残され、自給自足するだけになってしまうのでしょうか?

ワールドツアーのタイトルにもなったグラミー賞7冠に輝く歴史的傑作アルバム『24Kマジック』からファーストシングルの「24Kマジック」

しかし、そんななか、しっかりと来日公演を行ったのが、2018年の第60回グラミー賞で本命視されていたケンドリック・ラマーを破って主要3部門含む6部門で受賞したチャンピオン、ブルーノ・マーズ。なんと平日2日を含むさいたまスーパーアリーナ公演を4日間をすべてソールドアウトさせ、記録的な大成功を収めました。これは、海外アーティストが疎遠になりつつある日本で、久しぶりに訪れた明るいニュースに違いありません。

  • サマーソニック2018
    開催日/2018年8月18日(土)、8月19日(日)
    会場/東京: ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ、大阪:舞洲 SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
    出演アーティスト/ノエル・ギャラガー、ベック、チャンス・ザ・ラッパー、ショーン・メンデス、ニッケルバック、マシュメロ、J バルヴィンほか
    http://www.summersonic.com/2018/

  • フジロック・フェスティバル2018
    開催日/2018年7月27日(金)~2018年7月29日(日)
    会場/新潟県湯沢町苗場スキー場
    出演アーティスト/ボブ・ディラン、ケンドリック・ラマー、N.E.R.D、スクリレックス、ヴァンパイア・ウィークエンド、チャーチズ、ポスト・マローン、アンダーソン・パック & ザ・フリー・ナショナルズほか
    http://www.fujirockfestival.com/

Text: Kenta Terunuma Photo: Getty Images, Aflo

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