特集 2016/12/3(土)
FROM ELLE WORLD

ヴィクトリアズ・シークレットのショー、20年の裏歴史を大公開

今年も大盛況に終わった、ヴィクトリアズ・シークレットのファッションショー。今ではすっかり世界中から注目される一大イベントになっているが、その歴史は20年まえに遡る。1995年に始まり、2004年に放送されなかった理由から、アリアナ・グランデ殴打事件の真相まで、今こそ振り返る知られざるヴィクシーショーの裏エピソードを大公開。

1999年 チプリアーニウォールストリート、ニューヨーク
この年、ヴィクシーは実業家のマーク・キューバンが立ち上げたインターネット放送局Broadcast.comとIBMと提携し、初めてオンラインでショーを配信した。ショーに先立ち、この年のスーパーボウルのテレビ放送でCMを流し、ショーの配信を宣伝。ラザクによるとCMが放送された時点で約100万人の人がショーを見ようと勘違いしてサイトにアクセスしたとか。ショー配信時には200万人が視聴したという。「この配信には物足りない点が多かった。コンピューターのスクリーンの中央に、切手2つ分くらいの大きさでしか映し出すことができなかったんだ」とラザク。「スティーブ・ジョブスはこれがインターネットの歴史における画期的な事件のトップ10に入ると言っていた。でも私は当時、これがどれほど大きな事件であるかを理解するにはあまりにも無知だった」。この年デビューしたのはネット配信だけではない。ハイディ・クルムとジゼル・ブンチェンもヴィクシーのランウェイに初登場!

2000年 カンヌ、フランス
この年、ショーはチャリティ活動「シネマ・アゲインスト・エイズ」の寄付金集めの一環としてカンヌ映画祭でライブ配信された。時差のせいで、アメリカ国内では日中に配信されることに。ラザク曰く「財務長官はショーのおかげでこの日のアメリカの生産性は数十億ドルの損失を被ったと推定していたよ」。

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Translation & Text: Yoko Nagasaka Photo: GettyImages

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