【第一回】イベント飽和時代!? それでも2017年必ず押さえるべき海外フェス5
2017/04/07(金)
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今年開催されるブルーノ・マーズの世界ツアーにも現段階では、日本の名はなし courtesy of brunomars via Instagram

今、わざわざ海外の夏フェスに足を運ばないといけない理由

今年これからの話題で言うと、とにかくブルーノ・マーズやマルーン5が日本ツアーを行ってくれることを祈るばかりですが、難しいかもしれません。海外と日本での人気の格差は開くばかりだし、それに合わせて高騰する彼らのギャラが日本で想定される小さな会場では完全に見合わなくなってしまっている。そんなこともあって、最近では、2010年代のポップミュージックを聴いている人たちのなかでは、わざわざ海外まで彼らのツアーに足を運ぶというケースが以前よりも増えています。

コーチェラと同じエージェントが去年からスタートした都市型フェス、パノラマ・フェスティバルは今年も開催

特に今、アメリカのサマーフェスはひとつの全盛期。音楽を聴くメディアがフィジカルCDからSpotifyやApple Musicといったストリーミングサービスに移行したせいもあって、そこにカジュアルな音楽ファンがどっと足を運ぶようにもなった。音楽的なラインナップは日本のフェスより遥かに充実しているので、それぞれのジャンルの熱心な音楽ナードから、ただのレジャーの一貫として気軽に遊びに来た人まで、いろんなトライブが混ざり合うようになったからこそ、より楽しい。

海外フェスではマスコミを気にせず自由にライブを楽しむセレブやモデル達を目撃できるかも

というわけでこの記事は、初夏のレジャーを兼ねて海外の夏フェスに足を運んでみてはいかがですか?という提言です。次からはいくつかのおすすめ海外フェスを具体的にご紹介しようと思います。

夏フェス選びのポイントは端的に言って、ホスピタリティとラインアップ、その二つの要素のかけ算です。ラグジュアリーなロケーション×ホスピタリティのイベントもあれば、アウトドア感覚で臨まなければならない過酷なフェスも。ジャンルやラインナップ、ロケーションなど重点を絞り、ぜひとも自分にあったフェスティバルを見つけてください。

では、今年のラインナップを含め、タイプ別に注目を浴びている海外フェスをご紹介していこうと思います。

 

第二回は、世界最大級のコーチェラ・フェスティバルがなぜ今もNo.1の人気を誇っているか、その秘密に迫る!

Text: Soichiro Tanaka Photo: Aflo, Getty

  • 田中宗一郎/音楽サイト「ザ・サイン・マガジン」のクリエイティブディレクター、音楽評論家、DJ。1963年、大阪府出身。雑誌『ロッキング・オン』副編集長を務めたのち、1997年に自ら音楽雑誌『スヌーザー』を創刊。その後、2013年秋にWEBメディア「ザ・サイン・マガジン」を開設。『スヌーザー』がオーガナイズするクラブイベント、クラブ・スヌーザーは全国各地にて現在も開催中。@soichiro_tanaka

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