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公私ともに親交がおありのお二人。掛け合いトークのテンポやリズムも軽やか

photo : Yoko Yamashita

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営業Hの不安 

「結婚の心得」

結婚間近。夫になる相手は9時-5時で家に帰れる人、自分はエンドレスで夜中まで働くという生活……。そんな私たちにご指南を
   
西原/携帯見ないことかな。
岩井/ほんまに見たらいかんな、ああいうものはね。
西原/誰だって隠しごとはあるし。男の人が一生懸命隠してる浮気なら、それで私はいいと思うし。一生浮気しちゃだめ、お金も使っちゃだめってのはね、稼ぎをせっせと家に入れてローンも返してるのに気の毒だよね。ある程度自由にさせてあげないと。まあ、相手が見ちゃったらどうしようもないけど。性分だからねこれは。
岩井/人のかばんの中見ちゃう人もいるよね。うちの夫は韓国人ですけど、たとえば私がトイレに行ってるときにバッグの中で携帯が鳴ると、それパッとあけて「今、志麻子ちゃんトイレ行ってるよ」っていっちゃうの。韓国の人ってそうですよ。びっくりするよね、あっちのプライバシーの概念がそうなんですよ。
西原/お家が違うとそういうプライバシーの概念が違ったりするんですね。
岩井/そうなの、お国ならなおさらね。
西原/人によって家によってバックグラウンドは全然違う。だいたい、日本の男って奥さんを自分のものだと思っていて、奥さんの持ってきた財産も自分のものだと思っていて、さらに嫁だから両親の介護もよろしく、 俺は仕事休めないし、ってそんな具合。だからもうあとは信頼関係しかなくて、だめならもう別れるしかないね。
岩井/そうだね。
西原/あと共働きカップルへのアドバイスとしては、家政婦さんを月に一度でもいいから入れるといいですよ。トイレ汚しただなんだってすぐ喧嘩になる。ちょっと無理してでもプロに頼んだほうが絶対にうまいしスムーズです。月一で水回りとかきれいにしてもらって、台所とかがピカピカだと、生活もうまくいって仲良くやれるものですよ。
⇒ 一同感激★

  • 西原 理恵子
    Rieko Saibara/1997年『ぼくんち』(小学館)で第43回文春漫画賞受賞。2002年より毎日新聞日曜朝刊にて『毎日かあさん』連載がスタート。自身の家族のエピソー ドをモチーフにした主婦の日常や子育てへ奮闘をリアルに描写、幅広い層の読者から支持される。2004年『毎日かあさん(カニ母編)』(毎日新聞社)で第8回文化庁メ ディア芸術祭漫画部門優秀賞受賞。2005年『毎日かあさん』『上京ものがたり』(ビッグコミックス)で第9回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。2011年 『毎日かあさん』で第40回日本漫画家協会賞参議院議長賞を受賞。ほか『いけちゃんとぼく』(角川文庫)、『スナックさいばら おんなのけものみち 七転び八転び篇 』(角川書店)など作品多数。『毎日かあさん 10巻』がまもなく刊行予定。
    公式サイト http://toriatama.net/
    公式ブログ http://ameblo.jp/saibararieko/
    WEB版 毎日かあさん http://mainichi.jp/feature/kaasan/

  • 岩井 志麻子
    Shimako Iwai/1964年、岡山県出身。ホリプロ所属。『ぼっけえ、きょうてえ』(角川ホラー文庫)で第6回 日本ホラー小説大賞、第13回 山本周五郎賞。『自由戀愛』(中公文庫)で 第9回 島清恋愛文学賞など、受賞歴多数。第2回 婦人公論文芸賞を受賞した『trai cay(チャイ・コイ)』(中公文庫)は2013年12月に川島なお美主演で映画公開予定。テレビ番組では自身の私生活についても赤裸々に語る歯切れのよさで、男女問わず広く支持を集める。「5時に夢中!」』(東京MXテレビ)の木曜レギュラー。出演映画『地獄でなぜ悪い』(園子温監督)が2013年9月28日より全国公開。
    ホリプロHP http://horipro.co.jp/talent/SC105/

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