あなたの知らないドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の秘密24
ベネディクト・カンバーバッチが主演、斬新な演出とストーリー展開で人気のドラマ「SHERLOCK/シャーロック」。イギリスでは今年の1月1日から待望のシーズン4が放送スタートしまたまた盛り上がるシャーロック熱。このタイミングで、改めてこれまでのエピソードから知られざる24の秘密をピックアップして総まとめ。ドラマラバーもカンバーバッチを愛する人も、あの悪役の隠れファンも要チェック!
16.「シャーロック」「ジョン」と呼び合うのには意味があった
原作では「ホームズ」「ワトソン」と呼び合う2人。ワトソンのファーストネームが登場するシーンは数えるほどしかないそう。実は原作が書かれたヴィクトリア時代のイギリスでは、男性がファーストネームで呼び合う習慣がなかったとか。だからドラマで「シャーロック」「ジョン」と呼び合うのは、地味だけど極めて「今」を感じさせる演出なのだそう。ちなみにドラマではグレッグという名前をもらっているレストレード警部に至っては、原作ではファーストネームなし!
17.国会議事堂の下に使われなくなった地下鉄の駅はない
シーズン3「空の霊柩車」の事件現場となるのは「スマトラ通り下の廃駅」。国会議事堂の真下という設定だけれど実在の駅ではないそう。スマトラ通りは国会議事堂の近くではなく、ウェスト・ハムステッドにある通りとか。ちなみに撮影では実際の地下鉄車両を使うことはできなかったため、スタッフは地下鉄ジュビリーラインの車両のレプリカを作って撮影したとか。
18.カンバーバッチはバイオリンを猛練習したけれど、音は吹き替えだった
原作でバイオリンの名手として知られるシャーロック・ホームズ。演じるにあたってカンバーバッチもバイオリンの練習をしたそう。コーチを務めたのはクラシックグループ「Bond」のメンバーであるエイオス・カーター。カーター曰く「カンバーバッチは1週間で驚くほど素晴らしい音を出すようになった。その気があれば素晴らしいバイオリニストになったのは間違いない」。ちなみに弾いている姿は本人。でも音は吹き替えで、演奏しているのはカーターだそう。
Text: Yoko Nagasaka Photo: Aflo