雨の日おこもりDVDガイド、決定版!
外出がおっくうになりがちな梅雨の季節は、自宅で“おうちカルチャー”を楽しむ絶好のチャンス! そこで映画&ドラマをこよなく愛するエル・オンラインのエディター4名が座談会を開催、おすすめの海外ドラマ&映画DVDについて熱く語ります!
【映画編】
いまDVDで観られる、エディターの上半期ベストは?
M:海外ドラマから今度は映画にいきましょうか。この時期、DVDで観られる上半期ベストは?
Y:私の上半期ベストは『ビフォア・ミッドナイト』かな。1、2みたいなドキドキ感はまったくなくて、リアルに夫婦が大ゲンカしてる“夫婦あるある”なんだけど。あれを夫婦で観て、お互いにクールダウンするのにいいかも。あれを観たあとに1を観返したら、大号泣ですよ。すっかり忘れていた恋愛初期の感情が思い出されて。仲直りムービーにもいいし、カップルならたまに戒めとして観るのもいいよね。
M:『ビフォア~』は染みますよね。結婚してたり長く付き合ってる人だと、3が響くみたいですね。私は1、2の恋愛時代のほうがキュンとしましたけど、3はこの先、もっと共感できるときが来るのかなと。
S:私は『セッションズ』です。公開されたのは去年ですが、久しぶりに感動して泣きました。主人公は障害をもった男性で、結果的に恋は実ってないんだけど、愛されているっていう。残酷な部分もちゃんと描いてて、それを主人公が受け止めて前向きに生きていく姿に感動しました。
K:『セッションズ』は良かった。憐みってすごく人を傷つけるんですよね。僕のベストは『MAMA』です。ジェシカ・チャステインがすごくいい演技をしてて。母性について描いたホラーなんですけど、本当に怖い!
M:私はグザヴィエ・ドラン監督の『わたしはロランス』。テーマはトランスジェンダーですが、10年間にわたる男女の大河を描いた普遍的な恋愛映画。ストーリーはもちろん、音楽の使い方、斬新な映像、どれをとっても素晴らしかった。
S:ドラン監督は同世代ですごく共感できます。色や音で感情を表現できる人なんですよね。
K:全部自分でやってるんだよね、脚本も衣装も編集も。『胸騒ぎの恋人』では裸体もさらしてました。日本では10月に公開する『トム・アット・ザ・ファーム』は少年がガチムチ系の男に閉じ込められる話で、ある意味ホラーですね。
S:あと『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』もすごくおすすめ! コメディなんですけど、『ハングオーバー』より断然こっち。ジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒル、エマ・ワトソン、リアーナも出演してて、オールスターキャスト。チャニング・テイタムがSM風の衣装に身を包んでありえない扱いを受けていたり、笑えるポイント満載です。
Y:邦画だと『そして父になる』は良かったですね。尾野真千子と真木よう子、2人ともすごくハマってたし、演技力があるので逆のキャスティングでもいけたくらい。尾野真千子は、コンサバもガサツもいけるカメレオン女優ですね。リリー・フランキーも子役も素晴らしかった。
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『セッションズ』
DVD ¥3,800 発売中
発売・販売元/20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン -
『わたしはロランス』
DVD ¥5,400 発売中
発売元/アップリンク
販売元/KADOKAWA 角川書店
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エディターY/海外ドラマは王道好きのママエディター。洋画も邦画もいける口。カルチャー系男子に目がない。OKINI俳優はジョセフ・ゴードン=レヴィット。
エディターK/ピリリと辛口の毒舌エディター。貴族もの、ギリシャ神話ものが好き。ホラーやサスペンスも好物。最近のいちおし海外ドラマは「ゲーム・オブ・スローンズ」。OKINI俳優はジェラルド・バトラー。
エディターS/インテリ&おしゃれエディター。ミニシアター系からUSコメディまで幅広く鑑賞。ティーン時代は「サブリナ」「恋するマンハッタン」などの海外ドラマにハマる。OKINI俳優は、つぶらな瞳とちょっと出たお腹がたまらないセス・ローゲン。
エディターM/恋愛もの好きエディター。ラブコメもアクション大作もいける雑食系。『グラディエーター』『300』などの甲冑フェチ。OKINI俳優は、ホアキン・フェニックス。