ドキュメンタリー番組「Diana: In Her Own Words」が明かしたダイアナ元妃の5つの真実
2017/08/22(火)
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没後20年を前に次々に暴かれるダイアナの孤独な姿


これまでの英国王室史を振り返ってみれば、気まぐれでプライベートをひた隠しにし、謎に満ちた人々は他にもいるが、ダイアナ元妃はその中でも群を抜いてミステリアスだ。ある意味においてそれは正しい。チャールズ皇太子と結婚してから10年、そして彼と離婚してから5年後の1991年、ジャーナリストのアンドリュー・モートンは元妃の親しい友人であるドクター・ジェームズ・コルサーストを介して、元妃がケンジントン宮殿で語ったインタビューのテープを入手した。このインタビューを元に『ダイアナ妃の真実』が書かれ、1992年に出版されるとベストセラーとなった。しかしこれまで、このインタビューの大部分がそのまま放送されることはなかった。

今年、このテープをもとに2時間のドキュメンタリー番組「Diana: In Her Own Words」が制作され、ドキュメンタリー専門チャンネル「ナショナルジオグラフィックチャンネル」で放送された。当時のニュース映像や写真とともにインタビューテープの音声が流れ、痛みに耐えるひとりの女性が描き出されている。元妃は秘密主義者でも冷淡でも、欺かれた女性でもなかった。率直で恐れを知らない女性であり、自分の成功や過ち、そして困難について突き詰めて考えていた。

これはひとりの公の人物について深く知ることのできる貴重な機会である。インタビューからは、浮かれたような笑い声、息子たちの誕生について振り返るときの温かな話し方、飾らない明るい口調、彼女が直面することになった人生の現実を思い返すときの声に漂う緊張を感じることができる。そしてもちろん、ダイアナ元妃本人の口から衝撃的な事実を知ることができる。この番組から明らかになった5つの真実を紹介しよう。

Photo: Getty Images, Aflo  Translation & Text: Yoko Nagasaka  

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