没後20年を迎えるダイアナ元妃の葬儀を振り返る
2017/08/15(火)
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スペンサー伯爵の領地オルソープに埋葬

葬儀が終わるとウェストミンスター寺院の鐘が鳴り、ダイアナ元妃の棺桶が霊柩車へと運ばれた。そのあと霊柩車は大勢の国民が追悼の拍手を送るなか、セントラル・ロンドンの道を通り抜けロンドン北部へ。霊柩車に投げられる花束の数があまりに多かったため、ワイパーで花びらを取り除かないと前が見えないほどだったという。ノース・ロンドンの高速道路に到着すると、パトカーのエスコートでスペンサー伯爵の領地オルソープまで移動。その高速道路にも沢山の人が葬送の列を一目見ようと押しかけたのだそう。

埋葬はスペンサー家とチャールズ皇太子、ウィリアム王子、ハリー王子によって静かに執り行われ、ダイアナ元妃の棺桶は、幼い頃に王妃が遊んでいたという、湖に浮かぶ小さな島に葬られた。彼女がその時着用しているのは、お気に入りのデザイナー、キャサリン・ウォーカーの黒ドレスで、手には亡くなる2ヶ月前にマザー・テレサからもらったロザリオが握られていたという。お墓以外にも湖のほとりにはダイアナ元妃の記念碑があり、今年の夏にはウィリアム王子やキャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女がオルソープを訪れ、没20年の追悼式と生きていれば56歳となったダイアナ元妃の誕生日をお祝いした。

そして2017年8月、ケンジントン宮殿の庭園に建てられたダイアナ元妃の像がついにお披露目されることが明らかに。それについてウィリアム王子とハリー王子は共同で次のような声明を発表している。「僕たちの母が亡くなってから20年が経ちました。彼女がイギリスや世界に与えたポジティブな影響を認識するのに適切な時期だと感じています。僕たちの母は、多くの心に触れ合ってきました。この像を建立することで、ケンジントン宮殿を訪れた人たちが母の人生や母が世の中に遺してくれたものについて考えてもらえると嬉しいです」

Photos: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From TOWN&COUNTRY

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