アンドリューは自伝を書くトライアルを受けた
アンドリューは記者として、何度かダイアナ妃にお会いしているものの、面識があるだけでそれほど親しくはなかった。でもジェームズ・コルサーストという共通の友人がいて、彼から元妃が自身の自伝を書いてくれる作家を探していることは聞いていたという。フリーランスとして活動していたアンドリューは、特定のメディアやテレビ局、ラジオ局に在籍していないことからすぐさま作家候補に。そしていくつかのトライアルを受けてから、正式に抜擢されたのだそう。「トライアルでは、元妃の情報をもとにストーリーを作成した。そうすることで元妃も不自由な私生活の中で、ほんの少しだけコントロールを得ることができたのだと思う。そこで分かったことは、元妃の『真実を明るみにしたい』という熱い想い」とアンドリューは教えてくれた。
Photo: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Harper’s Bazaar US