不倫愛から、ついには結婚へ。チャールズ皇太子とカミラ・パーカーの王室恋愛簿
チャールズ皇太子とダイアナ元妃の結婚生活を破滅に追い込んだ張本人として、批判を浴びることも多いカミラ・パーカー(コーンウォール侯爵夫人)。しかし、チャールズ皇太子との関係が40年に渡る今日、彼らの関係は単なるスキャンダラスな情事ではなくなっている。王室の結婚からタブロイド紙の騒動、そして忘れもしない悲劇的事件まで、禁じられた関係に始まり、ついに女王も認める仲となった2人の軌跡を振り返る。US版エルより。
1980年代
1981年
1981年2月6日、チャールズがダイアナにプロポーズ。同月の24日には正式に2人の婚約が発表された。その夏の7月29日、チャールズ皇太子とダイアナはセント・ポール大聖堂でおとぎ話の世界に出てくるような結婚式を挙げた。ABCが新たに制作した、ダイアナの死直前の夏を振り返った特別番組「The Last 100 Days of Diana(ダイアナ最後の100日間)」によると、カミラはダイアナが望んでいなかったにもかかわらず、2人の結婚式に出席したという。結婚から1年後の1982年6月21日、ロイヤルカップルの間に初めての子供となるウィリアム王子が誕生。そしてその2年後の1984年9月15日には2番目の息子、ハリー王子を授かっている。
1986年
それぞれ話題を呼んだ結婚式にもかかわらず、チャールズとカミラは関係を復活。実は、カミラは彼女の一族の中で、王室の人間と不倫関係となった初めての人間ではない。伝えられる所によるとカミラは曽祖母に当たるアリス・ケッペルに憧れていたというが、彼女はチャールズ皇太子の高祖父、エドワード7世の愛人として有名だ。
1989年
アンドリュー・モートンによって録音されたインタビューのテープによると、ダイアナがパーティーでカミラと対面した際に「カミラ、私はあなたとチャールズの間で何が起きてるのかちゃんと知ってるのよ。私は昨日産まれた訳じゃ無いんだから」と言ったところ、カミラは「あなたは欲しいものは何だって手に入れてるわ。世界中の男性を虜にして、美しい子供も2人授かった。これ以上何が欲しいの?」と返したという。それに対して、ダイアナは次のように答えた。「私は自分の夫が欲しいわ」
Translation & Text: Naoko Ogata Photo:Getty Images