2016年アカデミー賞、ぶっちゃけ座談会
いよいよ日本時間2月29日(月)に迫った第88回アカデミー賞授賞式。発表を目前にして、事情通の映画ライター3名が今年のオスカーにまつわるあれこれを語り尽くす覆面座談会を実施。注目作から受賞予想、オスカーの裏事情まで、匿名だけに本音でぶっちゃけます! 授賞式当日は、恒例の「エル・オンライン」エディターによる授賞式実況ツイートもお見逃しなく。
授賞式のお楽しみ
A:ウィル・スミス夫妻、スパイク・リー監督らは授賞式のボイコットを表明してますけど、司会のクリス・ロックは黒人だけに、この問題をどれだけネタにできるかが勝負。司会が白人だったら叩かれまくってたかも。
C:クリス・ロックは2005年にも司会をやっていて、前回は決まったときに批判が出たんですよね。それで今回が2回目。
A:だから本気を出してくるでしょうね。クリスはやるでしょう。
B:授賞式ではまた、ジェニファー・ローレンスににコケてほしい(笑)。
A:ジェニファーは残念だけど、今年は受賞できないでしょうね。デヴィッド・O・ラッセル監督と組むのは三度目の『Joy(原題)』で唯一、ジェニファーが主演女優賞にノミネートされたけど、2013年に『アメリカン・ハッスル』で何も獲れなかった時点で、ラッセル監督のマジックも崩れてきたと思うし。ジェニファーが2012年に主演女優賞を獲った『世界にひとつのプレイブック』はすごくいい映画でしたけどね。
C:ジョージ・クルーニーって、ラッセル監督のこと大嫌いらしいですよ。『スリー・キングス』のとき、監督がエキストラにひどい扱いをしてて、絶対にもう一緒にやらないって。
A:身内とか同じメンバーで映画作ってるところはクルーニーも同じなんですけどね(笑)。
B:レッドカーペットでは、『リリーのすべて』で助演女優賞にノミネートされてるアリシア・ヴィキャンデルが恋人のマイケル・ファスベンダーと連れだって出てくるのかが見もの。彼女は助演女優賞部門での受賞も全然あり得ますし。
A:あの部門ではトップランナーですね。彼女、すごくいいですよ。スウェーデンからスターが出てくるっていうのも久しぶりで。でもやっぱり、レオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが一緒にレッドカーペットに現れたらもう、「ドヤ!」の極致ということで(笑)。
B:確かに(笑)!
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映画ライターA:今年のノミネートではエディ・レッドメイン主演『リリーのすべて』がNo.1。監督のトム・フーパーが監督賞ノミネートを逃したのにびっくり。
映画ライターB:子役のジェイコブ・トレンブレイがかわいい『ルーム』がいちおし。マイケル・ファスベンダー好き。
映画ライターC:オスカーを追いかけること十数年。データ関係ならお任せ。ノミネート作品のなかでは、孤高の男が家族の絆を求めていたという“いいエピソード”を描いた『スティーブ・ジョブズ』がお気に入り。