ブルボンヌ&よしひろまさみちの、オスカーぶった斬り対談!
現地時間2月22日(日)に授賞式が迫った第87回アカデミー賞。映画と女優に一家言ありの女装パフォーマー・ブルボンヌさんと、映画ライターのよしひろまさみちさんが、今年のオスカーをぶった斬り!
ノミネート外のあれこれ
Y:助演男優賞なんかもう、オッサンだらけで加齢臭が漂ってるわよ。でもマーク・ラファロはエロいわよね。実際に見ると、意外と小さいんだけどね。
B:あらそうなの、でかそうなのにね。マークとブラッドレイが並んでたら普通にゲイよね。上野系よ。ゲイ受けといえばオスカーから話は逸れるけど、クリス・ヘムズワースなんか、アタシの好きな3大クリスのひとりなんだけど。クリス・ヘムズワースとクリス・パインとクリス・エヴァンスね。かわいいわ~。全員ゲイ受けよね。
Y:鼻血出るわよ~。ヘムズワースが長髪から短髪にしたとき、どうしようかと思ったわ。ちなみに今年の授賞式は、ニール・パトリック・ハリスが司会だから、超楽しみよ。だってトニー賞とエミー賞の司会もやって、これで大きい授賞式は3つめでしょ。念願叶っての大舞台。歌って踊れるっていうのがニールのすごいところで、舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」でトニー賞も受賞して。同性婚してるのよ。
B:あら、司会でオープンリーゲイだった人って今までいた?
Y:去年はエレン・デジェネレスだったから。
B:あ、そうだったわ、レズ番長のエレン! じゃあ2年連続なのね。
Y:ニールが出演した『ゴーン・ガール』は、主演女優賞以外は候補に入らなかったけど、監督のデヴィッド・フィンチャーがアカデミーから嫌われている感あるのよね。『ソーシャル・ネットワーク』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のときだって、ノミネートはされたけど完全スルーされたし。ロザムンド・パイクはあんな女を演じて頑張ってたわね。あの映画、まさに「Wの悲劇」よ。
B:ノミネートされなかった女優でいうと、ジェニファー・アニストン。ジェニファーって、ブスよね~。もともと「フレンズ」で出てきたけど、ブラピの嫁っていうブラピ効果だったわけでしょ。顔はそんなにかわいくないし、今回は『Cake(原題)』で体重増やして役作りしたらしいけど、太ったことで本当にかわいくないってことが余計に出ちゃって。
Y:普通の女よね。ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた時点で騒然だったわよ。アカデミー賞って会員が2000人ぐらいいるからロビー活動がそれほど生きないのよね。ちなみにゴールデン・グローブは……以下自粛。
B:これ、完全に女装よね。オッサンと変わんないわよ、もともと顔が男顔でオッサン顔なのよね。ブラピはなんで好きになっちゃったのかしら。
Y:ブラピって変な女の趣味よね。
B:でもアンジーは、“世界のアンジー”でもあるじゃない。
Y:付き合い始めたころは、アンジーもそこまでじゃなかったわよ。結果的にふたりでのし上がったみたいな。
B:高め合ったのね。
Y:ブラピって女の趣味がそんなにいいわけじゃないし。元カノ、グウィネスとかほんとありえない女よね~。自分のサイトで売ってる何十万円もするような花瓶とかウィッシュリストに入れちゃったりして。あんたは買えるかもしれないけど、誰が買えるのよ!っていう。
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ブルボンヌ(写真右)/女装パフォーマー・ライター。切れ味鋭い独特の語り口で、『オレンジページ』『シティリビング』『ケトル』などで連載中。NHKラジオ第1『午後のまりやーじゅ』木曜パーソナリティーを担当するほか、Eテレ『ハートネットTV』、NHK総合『週刊ニュース深読み』『探検バクモン “性”をめぐる大冒険』などに出演。新宿2丁目のMIXバー「Campy! bar」プロデュースも手掛ける。
よしひろまさみち(写真左)/映画ライター。「エル・オンライン」『エル・ジャポン』をはじめ『Sweet』『SPA!』など多数の雑誌で執筆。日テレ系『スッキリ!!』で月一度のおすすめ映画紹介のほか、テレビ、ラジオなどにも出演。