FROM ELLE WORLD
ここ一番でキメた! 2015年・女性セレブたちの名スピーチ&パフォーマンス
女性のエンパワーメントが進んだ2015年。テレビで、大統領選挙の討論会で、インスタグラムで、ここぞというときにビシッと決めて、会場を沸かせ、相手をやりこめた、女性セレブたちの名スピーチ&パフォーマンスを振り返る。
【6位】 アメリカ議会でやり返したセシル・リチャーズ
9月末に非営利団体、全米家族計画連盟(PPFA)の会長セシル・リチャーズは米下院監視・政府改革委員会で5時間に渡ってヒアリングを受けた。彼女は組織の事業内容について聞かれると思ってやってきたが、共和党の議員からは彼女の仕事とその報酬について延々と質問されるはめになった。民主党のキャロリン・マロニー議員が「証人に呼んだ女性を、いい給料をもらっているからといって叩いている」と彼らをいさめると、共和党のジョン・ダンカン議員が応酬して、リチャーズに質問をした。「我々があなたを女性だからといって優しくすることを本当にあなたは期待していませんか?」。リチャーズの返事は「ええ、全く。私のママはそのように私を育てていませんから」。ちなみに彼女の母親とは、前テキサス州知事アン・リチャーズ。女性やマイノリティの権利を求めて闘い続けた人物だ。
Translation & text: Naoko Ogata