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新事実その4
ダイアナと母親の関係は良好ではなかった。
ダイアナが幼い頃、母親のフランセス・シャンド・キッドが夫を捨てて他の男性のもとへ行ってしまった経験から、ダイアナにとってチャールズ皇太子との結婚生活をうまくやることはとても重要なことであった。「彼女は自分が手に入れられなかった“家庭”というものが欲しかったのです」とデヴォリクは話す。しかし、ダイアナは閉鎖的で感情を表に出さないロイヤルファミリーにいら立ちを感じていた。デートをしている間も、チャールズのことを“王子”と呼ばなければいけなかったのだ。ダイアナの離婚後、彼女の母親はイスラム教徒の男性との交際を許さず、カーンとの交際で親子の溝ができてしまった。その溝は、母親がチャールズ皇太子との離婚についてタブロイド紙に語ったことが理由で、さらに深いものとなってしまったのだ。
Translation & Text: You Hirano Photo:Getty Images