特集
2017/05/01(月)
古くて新しい京都へ!

京都の注目&最新アートスポット7選

ご存知の通り、寺社仏閣やミュージアムにたくさんの美が満ちている京都。今この時期の京都でしか見られないお宝や、世界中から集まる個性的なフォト・アート、クリエイターがレコメンドするアートスポットまで。『エル・ジャポン』5月号よりピックアップしてお届けします。

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 重要文化財《雲龍図》(一部)京都、建仁寺。「龍の名手」と謳われた友松の傑作。

武士の誇りが見える気品と迫力

「海北友松展」/京都国立博物館

乱世の桃山時代、武家に生まれたが父や兄を戦で失い、絵師となった海北友松。狩野派に師事したとされるが、絵師として世に出たのは60歳の頃だった。京都国立博物館開館120周年を記念するこの「海北友松」展は史上最大規模のもの。数多くの障壁画が伝わる建仁寺所蔵の作品を始め「妙心寺屏風」と呼ばれる大作、作例の少ない50代頃の作、アメリカから60年ぶりに里帰りする叙情的な最晩年の水墨画も。「友松寺」の異名もある建仁寺では作品保護のため高精細複製品が制作され、元の位置で順次公開されている。展覧会の開催は京都のみ。これだけの作品が見られる機会は2度とないかも。必見!

重要文化財《花卉図屏風》(右隻)京都、妙心寺。生命感ある華麗な屏風。

《柏に猿図》(左幅)米国、サンフランシスコ・アジア美術館。 (C)Asian Art Museum of San Francisco

  • DATA
    京都市東山区茶屋町527
    Tel. 075-525-2473(テレホンサービス)
    4月11日~5月21日 l9:30~18:00(金・土~20:00) ㊡月
    一般¥1500
    yusho2017.jp

Text: NAOKO AONO, KEIKO KAMIJO (Yanagihara)
Photo: AFLO, GETTY IMAGES

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