【イタリア特集】北イタリアのアルプスに抱かれた秘密のヴァッレ・ダオスタ
2017/10/14(土)
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【グラン・サンベルナール】スイス国境の峠をセントバーナードとお散歩!

アオスタ市街から北を目指しひたすら山道を車で登ること1時間半、スイスとの国境にグラン・サンベルナール峠がある。古代から交通の要所で、ダヴィッドが描いたナポレオンの有名な肖像画の舞台もココ。そして何よりここはセントバーナードの生まれ故郷! 峠の修道院で山岳救助のために飼われていた歴史があり、今でも修道院の敷地で純血種が大切に育てられている。夏は犬とハイキングができるコースもあるのでぜひ予約を。

フォンダシオン・バリー/Fondation Barry

セントバーナードの純血種を守る財団で、現在37匹を飼育している。春から夏は1時間半かけて犬といっしょに散歩するツアーも。犬たちが最も生き生き輝くのは、やっぱり自然のなか! 生まれ故郷の野山を共に歩くのは、またとない経験に。

オスピス・ドゥ・グランサンベルナール/Hospice du Grand-Saint-Bernard

昔から峠越えの旅人に食事や寝る場所を提供、「ホスピス」の語源ともなった修道院で、現在もB&B、レストラン、お土産屋さんなどを併設している。犬たちがいるのも、この修道院の裏庭。地域の歴史を紹介する博物館に入ると、15匹ほどがケージにいる裏庭に到着する。現在では人命救助の機会は減っているそうだけれど、博物館を見ると過酷な環境で犬たちがいかに人々を支えてきたかがわかる。

農場にある名人のチーズ工房へ!

ラルドに並ぶヴァッレ・ダオスタの名物がフォンティーナチーズ。アルプスの山で放牧された牛の生乳からできる、36カ月熟成のDOPチーズは必食! 市街地の店でも買えるが、時間があるならグラン・ベルナール峠への途中にあるドゥクロスさんの工房に行ってみよう。数々の受賞歴を誇るチーズが並び、真空パックもしてくれる。

Photo: ANDREA ANNESSI MECCHI, MASSIMILIANO BONATTI(Puglia,Valle d'Aosta), GETTYIMAGES(Martina Franca, Hospicedu Grand Saint Bernard)
Coordination: MICIYO YAMADA(Puglia,Valle d'Aosta)
Illustratoin: SAKINO TORIITSUKA /BUILDING
Cooperation: REGIONE AUTONOMA VALLE D'AOSTA

  • ▼How to get there?
    ミラノの郊外の地下鉄駅、ランプニャーノからアオスタとクールマイヨール(モンテビアンコ)行きのバスがある。アオスタからクールマイヨールまではサヴダ社のバスが運行。
    www.savda.it
     
    城めぐりなどはタクシーのハイヤーが便利。
    www.taxincc-valledaosta.com
    www.taxitroilo.com
    roberto.raso@poetecert.it
     
    詳しくは府観光局のサイトでチェックして。
    www.lovevda.it

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