特集 2013/12/12(木)
授賞するのは一体誰?

グラミー賞2014のノミネートを分析!

先日発表された2014年のグラミー賞候補。現地時間の2014年1月26日に授賞式が行われる音楽界最大のアワードで、栄冠に輝くのは? 音楽ジャーナリストの伊藤なつみさんが今回のノミネーションをわかりやすく解説。授賞予測も!

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フェスや単独公演で幾度も来日経験のあるジェイムス・ブレイクは日本でもおなじみの存在。

Photo: Getty Images

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予想外の最優秀新人賞候補、ジェイムス・ブレイク

そして最優秀新人賞。ロンドンのクラブシーンから斬新な手法で音楽を発表してきた21世紀の天才ジェイムス・ブレイクがこのタイミングで入ってきたのは想定外。何しろ既に2枚のアルバムが高く評価され、日本でも人気が高い。長身のイケメンとあり、ライヴでは歓声があがるほど。今春にはカニエ・ウェストやJay-Zとスタジオに入ったことがニュースになり、アメリカのガールズバンドwarpaintのテレサ・ワイマンと付き合っていることも話題に。

 
前述のケンドリック・ラマーとマックルモア&ライアン・ルイスの説明は省略し、ケイシー・マスグレイヴスはアメリカのテキサス州出身のカントリー・シンガー。自主制作アルバムを3枚発表し、今年メジャー・デビュー。親しみやすい音楽で今後の活躍が期待できそう。

 
エド・シーランはジェイムス・ブレイクと同じで、母国イギリスでは既に人気者。シンガー・ソングライターとしてエルトン・ジョンを筆頭にその才能が高く評価されていて、昨年イギリスの《ブリット・アウォード2012》で、大物を押さえて最優秀ブリティッシュ男性ソロ・アーティスト賞と最優秀新人賞を受賞。ワン・ダイレクションやテイラー・スウィフトの曲作りも参加し、ヤングセレブに友人が多いことでも知られている。

 
さて誰が受賞するかというと、ここは全く予想が付かない。イギリス勢の2人とも大好きだけれど、ケンドリック・ラマーに獲ってほしいところ。

 
この他にも注目したい部門賞は多々あるし、グラミー賞はアメリカ最大の音楽賞のお祭りとあって、当日の派手なパフォーマンスや豪華な共演は絶対に見逃せないところ。しかもパフォーマンスしたアーティストが受賞する確率がとても高いので、そこもチェックしながら、あなたもぜひ予想してみて。

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Text: Natsumi Itoh

  • 【年間最優秀レコード候補】
    「ゲット・ラッキー」ダフト・パンク&ファレル・ウィリアムス
    「レディオアクティヴ」イマジン・ドラゴンズ
    「Royals」ロード
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」ブルーノ・マーズ
    「ブラード・ラインズ~今夜はヘイ・ヘイ・ヘイ♪」ロビン・シック feat. T.I. & ファレル

     
    【年間最優秀楽曲候補】
    「ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン」 P!nk ft. Nate Ruess
    「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」ブルーノ・マーズ
    「ロアー ~最強ガール宣言!」ケイティ・ペリー
    「Royals」ロード
    「Same Love」マックルモア&ライアン・ルイス Featuring Mary Lambert

     
    【年間最優秀アルバム候補】
    「ザ・ブレスド・アンレスト」サラ・バレリス
    「ランダム・アクセス・メモリーズ」 ダフト・パンク
    「グッド・キッド、マッド・シティー」ケンドリック・ラマー
    「The Heist」マックルモア&ライアン・ルイス
    「レッド」テイラー・スウィフト

     
    【最優秀新人賞候補】
    ジェイムス・ブレイク
    ケンドリック・ラマー
    マックルモア&ライアン・ルイス
    ケイシー・マスグレイヴス
    エド・シーラン

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